1 本件の経緯
本年12月7日(水)、航空自衛隊小松基地において儀仗のための訓練を実
施していた際に、64式小銃の部品である引き金枠止めピンの紛失が判明した
。この件に関する12月8日(木)の部外者からの問合せの中に、部内者のみ
が知り得る情報が含まれていたことから、小松基地司令は、適切な情報発信の
在り方を改めて周知徹底することを目的として、小松基地所属の隊員(約1,8
00人)に対し、携帯電話の通話履歴の提出を求めた。
2 本件に係る措置
通話履歴の提出を求めたのは、あくまで適切な情報発信の在り方を再度周知
徹底することが目的であったが、かかる目的は、教育の徹底等の別の手法によ
り達成することが可能であり、プライバシーにも関わる通話履歴の提出を求め
ることは、その提出は隊員の任意によるものではあったが、手法として誤解を
与えかねないものであった。よって、本日、小松基地司令は、小松基地所属の
隊員に対する携帯電話の通話履歴の提出に係る求めを撤回した。
3 本件を踏まえた再発防止
小松基地としては、本件に係る航空幕僚長による厳格な指導を踏まえ、今後 4 お問い合わせ 航空自衛隊小松基地
第6航空団司令部監理部渉外室
0761−22−2101
(内線310)
このような事案が再び起こることがないよう、業務に当たり、上級部隊や関連
部署に適時適切な報告・調整を行うこととする。また、このような業務の的確
な実施を通じて、一日でも早く国民の信頼を回復することができるよう努める
所存である。