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ねこのつめ合わせ

会社員☞海外大生☞会社員☞漫画家 瞬間的にやりたいことをやっていると職業遍歴が散らかった。ラインスタンプ出したけど売れず、漫画描いたけど人気出ず、ノベル書いたけどこれに至っては誰にも読んですらもらえず。何かを制作・リリースすればするほど自分の存在意義が透明化していくように感じる今日この頃。漫画家なのに最近漫画描けていないからただのひきこもりに進化してこんな風に言葉を散らかしてます

映画『ローグワン/スターウォーズ・ストーリー』の暑苦しい感想【ネタバレあり】

自宅警備員と映画

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『ローグワン/スターウォーズ・ストーリー』を観てきました。先週土曜日のことです。宇宙、選ばれし者、ジェダイ、神秘のパワーフォース、父子物語、などきゃとらににしてみれば好物ばっかり詰まった福袋のような設定のスターウォーズシリーズはどのエピソードも欠かさず観てきました。

 

しかし、『ローグワン』に関して言えば観に行く前の期待度は「まあまあ」「そこそこ」といった歯切れ悪いものだったんです。(ダースベイダー卿を除けば)ジェダイもライトセイバーも出てこないという話でしたし、え、地味じゃない?なんて冷めていました。

 

映画館行く前に少しでもテンションあげようと予告編観てみるも、「え?登場人物たち何か地味。華がない」!「フォースと共にあらんことを」?ってかフォース使えんの?ジェダイいないのに?と、かえって逆効果でした。

 

ところがいざ観終わってみると…

 

 

「シリーズの中でいっちばん好きや!」

 

 とまんまと手の平を返すきゃとらに。地味だ、何だ、と散々ケチつけた登場人物たちも全員もれなく大好きになりましたよ!華がない?誰がそんな事言ったって?!

 

そこで今回は「映画『ローグワン/スターウォーズ・ストーリー』めっちゃ面白かったです!」という超個人的且つ暑苦しい作品紹介を書きました。

 

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あらすじ

 

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ギャラリー|ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー|映画|スター・ウォーズ

 

時の頃は『スターウォーズ エピソード4/新たなる希望』より少し前。銀河全体を掌握しつつあった帝国軍はそのすさまじい威力で地球と同規模惑星なら一撃で破壊可能という究極兵器デス・スターを完成させようとしていた。そんな中反乱軍はデス・スターの設計図の存在を知るところとなる。かくして銀河の希望をかけ絶対不可能な設計図強奪ミッションが実行に移される。

 

 

 

『ローグワン』は『エピソード4』の10分前を完全実写化したもの

 


『エピソード4』のオープニング・クロールを用いた『ローグ・ワン』の説明に震える!

 

件の『エピソード4』オープニングクロール全文と日本語訳がこちら☟

 

It is a period of civil war. Rebel spaceships, striking from a hidden base, have won their first victory against the evil Galactic Empire.

 

During the battle, Rebel spies managed to steal secret plans to the Empire's ultimate weapon, the DEATH STAR, an armored space station with enough power to destroy an entire planet.

 

Pursued by the Empire's sinister agents, Princess Leia races home aboard her starship, custodian of the stolen plans that can save her people and restore freedom to the galaxy....

 

 

時は内乱のさなか。凶悪な銀河帝国の支配に反乱軍の秘密基地から奇襲を仕掛け帝国に対し初めて勝利を収めた。

 

更にその戦闘の合間に、反乱軍のスパイは帝国軍の究極兵器の設計図を盗み出すことに成功。それは”デス・スター”と呼ばれ惑星をも粉々にするパワーを持つ宇宙要塞基地だった。

 

凶悪な帝国軍に追われながらレイア姫は盗み出した設計図を手に故郷へと急いだ。人類を救い銀河に自由を取り戻すために....

 

http://hikiyosesmith.hatenablog.com/entry/2016/12/17/181409(赤字は筆者着色)

 

書かれてますね『ローグワン』のあらすじが3行でww

この当時はこれから始まるスターウォーズユニバースのバックグラウンドでしかなかった物語。これがおよそ40年を経て語られるなんて鳥肌ものの興奮です!

 

 

登場人物

 ジン・アーソ

(フェリシティ・ジョーンズ)

著名な科学者ゲイレン・アーソを父に持つが、父とは幼い頃離れ離れになり以来ひとりで生きてきた。

反乱軍ではデス・スター設計図強奪ミッションに挑む。

 

キャシアン・アンドー

(ディエゴ・ルナ)

反乱軍の情報将校。共和国再建のため献身的に働く冷静で厳格な人物。豊富な実戦経験を持つ。ドロイドK-2 SOが相棒。

  

 チアルート・イムウェ

(ドニー・イェン)

 衛星ジェダ出身でフォース信奉者。ジェダイでないながらも棒術・ボウガンの達人として高い戦闘力を誇る盲目の僧兵。

 

 ベイズ・マルバス

(チャン・ウェン) 

 衛星ジェダ出身。背中に抱えたブラスターで敵と戦う。フォースには懐疑的だが親友としてフォースに導かれ戦いに赴くチアルートを支える。

 

ボ―ディー・ルック 

(リズ・アーメッド) 

衛星ジェダ出身の元・帝国軍所属パイロット 。帝国軍のやり方に疑問を覚え反乱軍に加わる。反乱軍トップレベルの操縦テクニックを持つ。

 

 K-2SO

(アラン・テュディック)

 元々は帝国軍が開発した監視用ロボットだったがキャシアンによって反乱軍用に再プログラムされた。いつも一言多い。

 

 ソウ・ゲレラ

(フォレスト・ウィテカー) 

 クローン対戦時代に活躍した反乱軍戦士。ただし過激な戦いぶりのせいで敵はもちろん味方である反乱軍指導者からも敬遠されている。

 

オーソン・クレニック 

(ベン・メンデルソーン) 

帝国軍高階級将校でデス・スター計画の責任者。 

強い野心を持つ。 

 

 (画像・情報元:ジン・アーソ|キャラクター|ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー|映画|スター・ウォーズ

 

映画予告


「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」特報2

 


「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」予告 希望編

 

 

 

☟ここからはネタバレを含みます☟

 

 

 

 

 

 

 

感想その1:特別な力を持たない人たちが魅せたリスクに飛び込む勇気

 

本作で圧倒的な帝国軍に挑むのは高貴な血統の出自や特別な能力をもたない、ちょっと強いだけの普通の人たちでした。映画のラストに登場し赤子の手をひねるようにして反乱軍兵を次々と殺戮するダースベイダーとは対照的です。

 

帝国軍のデス・スター計画は反乱軍を圧倒しました。その巨悪な破壊力は惑星のみならず反乱軍の闘志や志の根絶にも効果てきめんだったのです。これ以上の戦いも抵抗も敗北にしか帰結しない、そんなリスクへの恐れが反乱軍を支配しました。

 

このリスクを是が非でも背負いたくないという多くの人の態度がファンタジー作品ながらすごくリアルに感じられました。というのは自分ならその場にいたら間違いなく設計図奪還計画反対派だから尚更そう感じたのでしょう。

 

若い頃とは違い傷つく辛さや痛みを知っているからどうしてもリスクの臭いに過敏になってしまう。目的を忘れ痛みを回避することにばかり必死になってしまう。

 

しかしもちろん主要キャラクターたちは敢えてリスクへ飛び込むことを選びます。たとえそのリスクが自分たちの命を奪い、信じ合う同胞・友人の命を奪うことになっても。

 

多くの人間を阻んだそんな恐怖や痛みすら乗り越えていく彼らはすごくまぶしいし、見ていて胸が熱くなりました!非力な彼らの強さにどうしようもなく惹かれるんです!

 

 

感想その2:死は悲劇じゃない、使命を全うする者が辿り着く安息

 

最終的にデス・スター設計図強奪ミッションは主要キャラクター全員とその他多くの反乱軍兵の命と引き換えに成し遂げられます。

 

設計図データファイルの獲得、敵陣通信タワーのマスタースイッチ起動、電波を遮断していたシールドゲートの破壊、データの通信といったプロセスを経て遂にエピソード4オープニングの通りレイア姫の手にデータが渡る。

 

文字通り命のリレーを経て自分に託されたデータをレイア姫が「希望」と呼んだ時には映画館で観てなければ「うおおおおお!」と叫んでいたでしょう。

 

しかし映画を観終わってみてより印象に残ったのはミッション遂行中に命を落とした主要キャラクター達の表情でした。特に忘れられないのがチアルート。本当に穏やかで満ち足りた表情をしていました。

 

主要キャラクターのなかでミッションの成功を目撃できたのは主人公ジンとキャシアンの2人だけ。他は皆道半ばで落命しています。にもかかわらず達成感を漂わせた表情を浮かべていたのはなぜか。

 

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敵陣突入後はジェットコースターのようにストーリーが展開していきますがその最中主要キャラクター一人一人が自分にしかできないこと・自分だからできることに出会います。

 

例えば通信タワー制御のために押さなければならなかったマスタースイッチは敵味方の光線飛び交うバトルフィールドのど真ん中。どう考えてもスイッチに触れる前に死ぬだろ、という状況。しかしチアルートは迷わずマスタースイッチへと向かいます。親友のベイズの反対を押し切って。フォースを信じ、フォースを信じる自分を信じるチアルート。他でもない彼だからこそこのミッションは遂行可能だったのです。

 

同じ目的の元でも与えられる使命や責任は人それぞれ異なる。自分に課せられたものを正しく理解し、尊び、全力を尽くすからこそ目的遂行への自信とチームメイトへの信頼が増し加えられるんだなぁ。チームスポーツやチームで仕事をしていれば当たり前のことなのですが、チアルートの穏やか過ぎる落命時の表情に改めてそんなことを思いました。

 

 

スピンオフ小説『Catalyst』

 

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Star Wars: Catalyst: A Rogue One Novel

 

他にも感想はありますがそろそろ暑苦しさが度を越してきたのでちょっとした情報を。

 

デス・スター計画のキーパーソンで『ローグワン』主人公ジン・アーソの父でもあるゲイレン・アーソを主人公とした小説『Catalyst』がリリースされています。著名なエネルギー研究社ゲイレン・アーソがどのようにしてデス・スター計画に巻き込まれたのか、また帝国軍クレニックの陰謀から家族や銀河をどのようにして救うのか。デス・スター計画をめぐるもう一つの物語、そして『ローグワン』へと続くお話です。

 

英語しかないのが辛いところですが、我こそはと思う方ぜひ!

 

Catalyst (Star Wars): A Rogue One Novel

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小説の著者Jmes Luceno(ジェームズ・ルシーノ)はニューヨークタイムズのベストセラー作家でこれまで数々のスターウォーズのノベル作品を出版しています 。

 

その他ジェームズ・ルシーノの作品

 

スター・ウォーズ 暗黒卿ダース・ヴェイダー〈上巻〉 (ソニー・マガジンズ文庫―Lucas books)

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スター・ウォーズ悪の迷宮〈上巻〉 (ソニー・マガジンズ文庫―Lucas books)

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スター・ウォーズ エピソード3 キャラクター&クリーチャー (Shopro world comics―Lucas books)

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 まとめ

 

これだけ書いといてアレですが、ほんっと語り尽くせないよ『ローグワン』

 

また映画館に観に行きたい!ってゆーか『スターウォーズ』シリーズエピソード4から見直したい。で、改めて『ローグワン』観に行きたい!

 

…てこれ無限ループじゃない?

 

 

『スターウォーズ』シリーズ全7作品まとめて観るならU-NEXTがお得らしい

 

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きゃとらに🐈 

  

 

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