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環境省が鳥インフル調査 カモの糞から高病原性検出で 鳥取
鳥取市内で採取されたカモ類のふんから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたため、環境省は23日、緊急調査チームを同市に派遣し、野鳥の生息状況確認などの作業を始めた。
25日まで、問題のふんの採取地点から10キロ圏内で、渡り鳥が飛来しそうな水辺など20カ所以上を調べ、結果を最終日に公表する予定。
23日は専門家ら6人からなるチームが、鳥取市にある野鳥の生息地の一つ・湖山池で、種類や個体数のほか、死んだり異常があったりする野鳥がいないかを双眼鏡で確かめた。
調査に当たった環境省中国四国地方環境事務所(岡山市)の安藤忍・野生鳥獣感染症対策専門官は「野鳥の感染状況を早急に把握し、拡大防止につなげたい」と話した。