オイシックス(3182)は22日、食品の宅配事業を手掛ける大地を守る会(千葉市)と株式交換で2017年3月に経営統合すると発表した。食品の宅配事業に経営資源を集中し、成長を加速する。大地を守る会の株式1株に対し、オイシックス株261株を割り当てる。割当株数は合計202万6665株で、21日終値を基準に算出すると約43億円に相当する。
割当株にはオイシックスの金庫株26万42株を充て、不足分は新株発行でまかなう。経営統合後はオイシックスの高島宏平社長が続投し、大地を守る会の藤田和芳社長がオイシックス会長に就く。
大地を守る会は有機・無農薬食材の会員制宅配事業では草分け的企業。16年3月期の売上高は135億円、純利益は2億2200万円だった。ローソンが13年春に発行済み株式数の33.4%を取得し、有機野菜の宅配などで業務提携している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕