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京都ホテル労組で1億円横領 返済求め女性元職員を提訴

京都新聞 12/22(木) 8:16配信

 京都ホテルオークラ(京都市中京区)などの従業員でつくる「京都ホテル労働組合」の会計担当で60代の元職員女性が、組合費や預かり金総額約1億円を横領していたことが21日、同労組の内部調査で分かった。
 同労組は11月、女性を相手取り、約9690万円の返済を求めて京都地裁に提訴した。同労組は昨年9月30日付で女性を懲戒解雇している。
 訴状によると、女性は組合の会計などを担当し、預貯金口座や印鑑を管理していた。昨年9月20日に労組委員長が預貯金残高を尋ねたところ、着服が発覚した。同労組の調査で、女性は99年から昨年8月まで、総額約1億円を無断で労組名義の7口座から引き出したり、組合で保管している現金から私的流用したりしていた、という。
 女性は内部調査に対して「私の浪費と家計に入れた」と横領の事実を認め、自宅を売却するなど約320万円を返済したという。
 京都ホテル労働組合は「横領期間が長く、調査に時間がかかった。(司法の場で)事実を確定させたい」と話した。

最終更新:12/22(木) 8:16

京都新聞

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