はじめに
今年は9月、10月に、やる気・体力系のサプリメントを紹介したところ、思わぬ好評をいただきました。それで、今年最後の12月に、とっておきの記事、「記憶力に効果を感じたサプリメント」をご紹介したいと思います。これで、来年のあなたの記憶力もグーンとアップ!?
仕事や学業において、記憶力がモノを言う場面って本当に多いと思います。記憶力の差が、収入アップや希望するポジションへの昇格、学校への進学、進級などに直結するのです。
もちろん、記憶力の基本は、良質な睡眠、適度な運動、バランスの取れた食事、そして正しい勉強法です。でも、やってるのに記憶力が伸びない、むしろ、落ちていると感じることすらあります。
たとえば…
- 一生懸命頑張ったのに、試験でいい結果がでなかったとき
- 同じ歳なのに、記憶力が抜群にいい人を前にしたとき
- 若い人はアタマの回転がいいねと思わず言ってしまったとき
- 覚えなければならないことが毎日多くて圧倒されそうなとき
今回の記事では、そうしたケースで自分が試してみて、記憶力の底上げを実感したサプリメントばかり。それ以外でも、記憶力が向上するという研究が多く見られるサプリメントのみを厳選してみました。
それでは、サプリ歴20年以上のサプリオタクのわたしが使ってみて確かな効果を感じた「[決定版]頭が良くなる? 記憶力に効果を感じたサプリメント厳選6選」、行ってみたいと思います!
なお、参考までに各サプリの写真を押すと、iHerbのページに飛べるようにしています。iHerbの説明は記事の最後にあります。
※この記事は、タイトルも含め、あくまでもわたし個人の体験記、感想文であり、効果や効能を謳ったり、保証するものではありません。各サプリメントの購入や服用は自己責任でお願いいたします。この記事により発生したトラブルや損失、損害に対して、一切責任を負いません。
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Supplements for Memory
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プレッシャーによるストレスホルモンを抑制し、記憶器官「海馬」の萎縮を守ることで、記憶力に貢献。
- 焦りで記憶力が落ちているとき
- 短期聴覚記憶を向上させたいとき
- 記憶力・集中力が気になるとき
- そもそもやる気が出ないとき
記憶力や集中力の改善に愛用されている方も多い、人気のサプリ「PS(ホスファチジルセリン)」。この成分は細胞膜に含まれる栄養素「リン脂質の一種」です。脳のリン脂質の20%はPS(ホスファチジルセリン)によってできています。それだけを考えても、とても大事な栄養素だということが分かります。
記憶障害の回復作用や、認知症、ADHDの改善などで多くの臨床試験があるサプリの一つでもあります。ちなみに、やる気にも強く作用することで知られています。*1*2
ご存知、記憶というのは脳内の海馬でまず処理されます。ですから、海馬の働きと記憶力は切っても切れない関係にあります。その海馬を萎縮させてしまうのが、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」。ホスファチジルセリンは、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」を抑制することが分かっています。
わたしの場合、記憶に対しては3ヵ月くらい連用しています。特にリスニングに効果を感じています。1回200mgを1日2回、最低3ヵ月くらい続けます。やる気に対しては、効果がすぐなくなりますが、記憶力には効果が出るまで最低数週間。その後持続して効果を発揮してくれます。自覚記憶病訴のある高齢者に対してですが、DHAと一緒に摂ると相乗効果があるという論文もあります。*3
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Supplements for Memory
PRO LAB社 カフェイン 200mg
記憶の定着にカフェインを飲むなら、記憶した後に飲むと良い。コレ鉄則。
- 細部の記憶を鮮明にしたいとき
- 冴えた感じと記憶を両方得たいとき
- 記憶の確かな定着を目指すとき
- 記憶力と集中力の両方を得たいとき
カフェインは400mg以上飲むとパフォーマンスを落とすという研究がありますが、200mgだと記憶力ややる気などに絶大な効果があることを示す研究が見られます。
とくに注目したいのは、短期記憶だけでなく、長期記憶にも作用しているという研究です。この際、飲んだカフェインは1日200mgきっかり。しかも、記憶テスト終了後に飲んだとのこと。
この結果を知ってからは、勉強中の過眠に利用しています。例えば、午前中勉強した後、カフェインを1回200mg飲んで15分過眠します。過眠もすっきりできますし、その後、記憶をチェックすると、飲んでない時よりよりも良いのです。1,2割くらいですが。でも、1,2割ってすごくないですか?
もちろん、その後の記憶の定着には、エビングハウスの忘却曲線に沿って復習しますが、とにかく記憶のあとにはカフェインと過眠をセットで行なうようにしています。ただし、1日1錠200mgを超えるとパフォーマンスが落ちるという研究もあるようですので、イザっていうときのサプリメントです。*4
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Supplements for Memory
Now Foods社 DHA-500
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記憶力の王様。DHAはどれだけ長期間飲んでいるかが、カギ。だから毎日摂取したい。
- 記憶力の底上げを狙うとき
- 根本的に記憶力をアップさせたいとき
- 効果を実感したいとき
- 精神を安定させたいとき
DHAは青魚に多く含まれる成分。もともと、イヌイットの心筋梗塞が白人に比べ少ない理由を研究している際に、DHAの血液サラサラ効果が発見されたのがDHA研究の発端。その後、コレステロールやら、認知症やらにDHAがいいことがわかっていきます。
そして、DHAが記憶力にいいという研究は、最近になってとても多く見られます。DHAは、いかに若いころから飲むか。毎日定期的に飲むかで差がつきます。今からでも、遅くはありません。DHAを飲みましょう。最近は認知症予防になるという研究もあるくらいです。*5
DHAは魚油から作るものがほとんどですが、意外に思われるかもしれませんが、アメリカの大手サプリメント会社製造のものは、水銀などの毒物に対して、とてもシビアにチェックしています。
安全面で選ぶなら米国メーカーのものだと思っています。わたしはNow-FoodsのDHA-500を1日2錠飲んでいます。DHAの面白いところは、使うのをやめて数ヶ月経つと、記憶力が戻ったなと実感できるところです。
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Supplements for Memory
Himalaya Herbal Healthcare社 バコパ
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日本でほとんど知られていないが、記憶力の名峰! 記憶力にブースターを設置するならバコパ。
- 論理的な思考力をアップさせたいとき
- 記憶力全般をブーストしたいとき
- 静かに落ち着いて学習したいとき
- 集中したいとき
米国では記憶力にはバコパというくらい人気です。しかし、日本でまだほとんど知られていません。バコパは、バコパモニエリまたはオトメアゼナとも呼ばれ、湿性の多年草です。インドの伝統医学であるアーユルヴェーダで記憶力や注意力の改善、精神安定に用いられてきました。
バコパの記憶力への働きは、長期記憶、短期記憶、ワーキングメモリー、論理的記憶力など、様々な研究がされています。それで言えることは、PSやDHAなどは脳の栄養素として記憶力の基礎を成すものですが、バコパの場合は記憶力のブースターといったところでしょうか。
様々な臨床結果がありますが、1日1回300mgで12週間で効果が見られるのが一般的なようです。*6 他にも、90日で作業の正確性が増したり、識別スピードがUPするという研究結果もあります*7。55歳以上になると、効きが遅く半年かかった例もありますから、年齢に応じて気長に記憶力のUPを待ちたいものです
*8。
わたしの場合、1ヵ月もしないうちに、記憶力全般が良くなったなと、特に単語のフラッシュカードを使っている時に感じました。ただ、変な汗をかくようになったので、今は使用をやめています。すごく人気のサプリですが、どんなサプリでも人によって合う、合わないがあるということです。
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Supplements for Memory
Now Foods社 ギンコビロバ 60 mg
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即効性を求めるなら、記憶力の定番サプリメント、イチョウの葉(ギンコビロバ)
- 記憶力に即効性を求めるとき
- 記憶の質を高めたいとき
- 記憶のスピードを高めたいとき
ギンコビロバとは、イチョウの葉から採れるエキスのことです。
記憶力、痴呆、耳鳴り、血液サラサラ、ADHDに有効などいろんな効果が謳われています。特に、記憶力に関しては注目すべき研究が多く、ドイツでは、痴呆症の治療にイチョウ葉エキスの使用が承認されているほどです*9。
また、認知症の患者や認知症の予防といったものだけではなく、一般健常者男女においても記憶力に効果を認める研究が度々発表されています。イチョウの葉エキス(ギンコビロバ)120mgの単回摂取でも記憶力に良いことがわかっています*10。
注意したいのは、バコパやイチョウの葉(ギンコビロバ)のような、自然の草木から抽出したものは、メーカーや収穫地、収穫の季節により、品質にばらつきが出やすいのがデメリット。
ギンコビロバで確実なパフォーマンスを出すためには「標準化」処理された「ギンコビロバ」を選ぶのが大切です。NowFoods社のギンコビロバは標準化されています。
記憶力で絶大な人気を誇るギンコビロバですが、わたしは効果をいまだに実感できません。サプリはすべての人に万能ではないので、効果を実感できない人もいるということです。
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近いうちに試してみたい、現在最強と噂のギンコビロバ(Tebonin EGb 76)
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Supplements for Memory
Life Extension社 クレアチン・カプセル
クレアチンで記憶力と学習能力をUP!ついでに筋力UP!
- 記憶力の屋台骨をしっかりさせたいとき
- 脳が疲れやすいとき
- ワーキングメモリーを改善させたいとき
- 筋力増強も狙うとき
クレアチンというと、ボディービルダーの必需品というイメージがありますが、実はそれだけではありません。
クレアチンは脳、心臓、骨格筋に多く含まれている栄養素。ある研究ではクレアチンが、怪我の後の脳細胞へのダメージを減らすことに非常に効果的であることを発見しています。
クレアチンは筋力アップのために摂取したのがきっかけなのですが、毎日3〜4カプセル(2000mg)飲むことでワーキングメモリーの改善が見られたことが棚からボタ餅でした*11。また、クレアチンはメンタルの疲労にも役立つことがわかっています*12。もちろん、筋肉増強にも。
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おわりに
記憶力の基本は、バランスのとれた食事、適度な運動、質の高い睡眠です。とりわけ、記憶力に関しては睡眠がとても大事です。5時間睡眠の時と、9時間睡眠の時の記憶力を比較すると9時間睡眠の方がぜんぜん上です。
また、効果的な勉強法、記憶法も大切な要素です。このことについては、また記事にしたいと思います。効果的な勉強法、記憶法にサプリを加えるとものすごい相乗効果を体感できると思います。
それから、サプリを全種類揃える必要はありません。数種類の組み合わせで相乗効果を狙うのが基本です。わたしは、DHA、ホスファチジルセリン、クレアチンの組み合わせです。もちろん、DHA、バコパ、ギンコビロバの方が効果を感じるという人も多くおられると思います。
最後に、サプリは薬ではありません。食品です。 食品だから摂り過ぎも良くありません。適量を、過剰な期待をせず仲良くおつきあいすると、ハッピーなサプリメントライフを送ることができます。ぜひ、あなたにも、良いサプリメントとの出会いがありますように。それでは、また!
[iHerbもお得です]
なお、各サプリメントの購入はAmazonもいいですが、2つ以上購入されるなら、アメリカのサプリメント通販大手である「iHerb(アイ・ハーブ)」が断然安くて、早く、高品質です(日本語、日本円対応、送料一律4ドル。40ドル以上で送料無料)。参考までに各サプリの写真を押すと、iHerbのページに飛べるようにしています。iherbは消費税がなんと0%、注文するたびに、注文の商品金額の 10% のクレジットを獲得できます。はじめてiHerbを利用される方は、クレジットとは別に10%OFF(2017年1月3日まで)になるなど断然iHerbがお得だと思います。
2016年12月31日まで限定のお知らせ
iHerbからのニュースレターからビッグなお知らせ。
今回のセール以後少なくとも6ヵ月は同様のセールをしないとのことですから、気になる商品がある方は今のうちにゲットしておきたいですよね。ニュースレターの文言をそのまま引用すると…
日本時間で12月31日(土)午前3時まで、40ドル(USD)以上ご購入いただいた場合、10%オフをお楽しみいただくことが出来ます。
この割引を受けるには、清算手続きに入る際に、プロモコード YEAREND10 をショッピングカートに入力する必要があります:
とのこと。ただでさえ激安のiHerbが、さらに10%安くなるわけですから、いったい何%OFFなんでしょう? これは、放おっておけません。12月31日午前3時までのセールです! プロモーションコード"YEAREND10"。これ、一番大事です。
※この記事は、タイトルも含め、あくまでもわたし個人の体験記、感想文であり、効果や効能を謳ったり、保証するものではありません。各サプリの購入や服用は自己責任でお願いいたします。この記事により発生したトラブルや損失、損害に対して、一切責任を負いません。
*1:https://scholar.google.co.jp/scholar?hl=ja&q=Memory+Phosphatidylserine&btnG=&lr=lang_en%7Clang_ja
*2:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23495677
*3:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21103402
*4:http://www.nature.com/neuro/journal/v17/n2/full/nn.3623.html
*5:https://www.maruha-nichiro.co.jp/dha/dha10100.html
*6:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11498727
*7:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18683852
*8:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20590480
*9:http://ci.nii.ac.jp/naid/140000293719/
*10:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17902186