飲食店から出火 広範囲に延焼し避難勧告 新潟 糸魚川
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22日午前、新潟県糸魚川市の中心部で火事があり、これまでに住宅や店舗などおよそ50棟に延焼し、2人がけがをしているということです。付近では風が強く吹いていて、市では付近の270世帯余りに避難勧告を出し、安全の確保を進めています。
22日午前10時半ごろ、新潟県糸魚川市大町の住宅や店舗が建ち並ぶ地域にある中国料理店から火が出ました。
現在も消火活動が続けられていますが、糸魚川市の対策本部によりますと、強風にあおられて火が広がり、これまでに付近の住宅や店舗など合わせておよそ50棟に延焼し、まだ火の勢いは衰えていないということです。
警察によりますと、この火事で1人が煙を吸って病院に運ばれたほか、ほかに1人が軽いけがをしたということです。
糸魚川市は正午すぎ、付近の大町2丁目と本町の合わせて273世帯の586人に避難勧告を出し、安全の確保を進めています。
現在も消火活動が続けられていますが、糸魚川市の対策本部によりますと、強風にあおられて火が広がり、これまでに付近の住宅や店舗など合わせておよそ50棟に延焼し、まだ火の勢いは衰えていないということです。
警察によりますと、この火事で1人が煙を吸って病院に運ばれたほか、ほかに1人が軽いけがをしたということです。
糸魚川市は正午すぎ、付近の大町2丁目と本町の合わせて273世帯の586人に避難勧告を出し、安全の確保を進めています。
JR糸魚川駅の北側にある公民館にいた糸魚川市の職員によりますと、公民館には避難してくる人たちが集まっていましたが、延焼のおそれがあるため、駅の南側にある市民会館に移動させたということです。
避難所になっているJR糸魚川駅南側にある糸魚川市民会館の大沢喜昭館長によりますと、午後2時半現在、200人ほどが避難しているということです。これまでのところ大けがをしたような人は見かけていないということです。糸魚川市民会館では、大ホールや楽屋、それに会議室なども避難してきた人たちに開放しているということです。
糸魚川駅の南側にある介護施設の職員によりますと、「駅の北側にある介護施設からお年寄り60人ほどが避難してきました。けがをしている人などはいませんが、『避難している最中、風が強く、飛び火する様子を見た』と言っていた」と話していました。
火災が起きている新潟県糸魚川市の中心部にある糸魚川小学校によりますと、一階の職員室の窓からも北側の市街地から黒い煙がのぼっている様子が見えるということです。小学校は避難勧告の対象に入っていませんが、午後の授業を中断し、児童460人余りを集団下校させているということです。
糸魚川市教育委員会によりますと、現場から南に4キロほど離れた糸魚川中学校では避難勧告が出ている地域に住む11人の生徒については現在、学校で待機させ、ほかの生徒は下校させているということです。今のところ、体調の異常を訴えている生徒はいないということです。
糸魚川市によりますと、避難勧告が出ている区域には幼稚園と保育園はありませんが、その周辺には中央保育園と糸魚川幼稚園の2つがあり、合わせて200人余りの子どもたちが通っているということです。園児たちは園の建物のなかに避難し、全員の無事が確認されているということです。
避難所になっているJR糸魚川駅南側にある糸魚川市民会館の大沢喜昭館長によりますと、午後2時半現在、200人ほどが避難しているということです。これまでのところ大けがをしたような人は見かけていないということです。糸魚川市民会館では、大ホールや楽屋、それに会議室なども避難してきた人たちに開放しているということです。
糸魚川駅の南側にある介護施設の職員によりますと、「駅の北側にある介護施設からお年寄り60人ほどが避難してきました。けがをしている人などはいませんが、『避難している最中、風が強く、飛び火する様子を見た』と言っていた」と話していました。
火災が起きている新潟県糸魚川市の中心部にある糸魚川小学校によりますと、一階の職員室の窓からも北側の市街地から黒い煙がのぼっている様子が見えるということです。小学校は避難勧告の対象に入っていませんが、午後の授業を中断し、児童460人余りを集団下校させているということです。
糸魚川市教育委員会によりますと、現場から南に4キロほど離れた糸魚川中学校では避難勧告が出ている地域に住む11人の生徒については現在、学校で待機させ、ほかの生徒は下校させているということです。今のところ、体調の異常を訴えている生徒はいないということです。
糸魚川市によりますと、避難勧告が出ている区域には幼稚園と保育園はありませんが、その周辺には中央保育園と糸魚川幼稚園の2つがあり、合わせて200人余りの子どもたちが通っているということです。園児たちは園の建物のなかに避難し、全員の無事が確認されているということです。
糸魚川市によりますと、市と富山県などを結ぶ国道8号線が火災現場に近い寺町の交差点から横町の交差点にかけてのおよそ4キロが通行止めとなっています。
また東北電力によりますと、火災現場近くでは戸数はわからないものの停電が起きているということです。
また東北電力によりますと、火災現場近くでは戸数はわからないものの停電が起きているということです。
県と市が災害対策本部 設置
火災が起きた糸魚川市、そして新潟県は午後1時に災害対策本部を設置して状況の確認につとめています。このうち新潟県はこのあと1回目の本部会議を開催して具体的な対策を検討するとしています。新潟県の米山知事は、現在開かれている県議会を一時休止して、午後2時前に自衛隊に災害派遣要請をしました。
陸上自衛隊は、災害派遣要請があったことから、新潟県上越市の第2普通科連隊の部隊を派遣し、消火活動を支援することにしています。
糸魚川市消防防災課の小野浩課長は午後3時すぎ、NHKの電話取材に対し、「山側から海側への強い南風が吹いていることが影響して、50棟以上が延焼し、現在も燃え広がっている。燃えているのは駅の北側の住宅や店舗などが密集している地域だ。これまでに2人のけが人が確認されているが、いずれも軽症だ。近隣の県の消防からも応援をもらって消火活動を続けている」と話していました。
陸上自衛隊は、災害派遣要請があったことから、新潟県上越市の第2普通科連隊の部隊を派遣し、消火活動を支援することにしています。
糸魚川市消防防災課の小野浩課長は午後3時すぎ、NHKの電話取材に対し、「山側から海側への強い南風が吹いていることが影響して、50棟以上が延焼し、現在も燃え広がっている。燃えているのは駅の北側の住宅や店舗などが密集している地域だ。これまでに2人のけが人が確認されているが、いずれも軽症だ。近隣の県の消防からも応援をもらって消火活動を続けている」と話していました。
気象台が強風注意報
気象庁によりますと、日本海にある発達中の低気圧とそこからのびる前線の影響で、新潟県内は南寄りの風が強まっていて、火事があった新潟県糸魚川市では、正午すぎに24.2メートルの最大瞬間風速を観測したほか、午後2時の時点でも10.7メートルのやや強い風が吹いています。新潟地方気象台は、糸魚川市ではこれから夕方にかけて15メートルの最大風速が予想されるとして、強風注意報を出して注意を呼びかけています。