こんにちは~うさぎです。
今年もインフルンザが流行に入りましたね。
患者さんはさほど多くなくても一気に広がりますから油断は禁物です。
さて今回はインフルエンザの予防接種の値段の話。
インフルエンザの予防接種っておととしくらいまでは
2000~3000円だったけど、
ちょっと上がってますよね?3000円~4000円くらいかな?
予防接種の値段が上がった理由
はい、これは気になりますよね。
この理由は
「ワクチンの中身が増えた」
ということらしいです。
今までのインフルワクチンの中身は
インフルA型が2種類
インフルB型が1種類
入ってたんですね。
(数十種類あるインフルエンザワクチンのうち
どれを入れるかは、偉い人たちが決めてる)
でも、最近、インフルが大流行して
「あれ?今年のワクチン、効いてなくね??」
ということがささやかれ、
それを偉い人(国立感染症研究所)たちが
気にしたかどうかわかりませんが、
「よし、3種類から4種類にしよう!」
となったわけです。
数打ちゃ当たる作戦ですね。
そんな経緯で現在のインフルエンザワクチンの中身は
インフルA型が2種
インフルB型が2種
となっております。
それにともない、
インフルエンザワクチンの原価が上がり、
病院への納入価が上がり、
私たちの支払う予防接種代が上がったんですね。
インフルの予防接種代の平均値
医療情報の配信サイトでは
インフルエンザの予防接種代、
2016-2017年の全国平均は成人1回で
3350円
やっぱりちょっと上がってますね。
ただし地域によって差がありますね。
北海道は3100円
岩手県は3880円!高い!
東京都は3364円。意外に安い!
大阪府は3162円。安!
島根県は3586円。まあまあ高い。
佐賀県は3081円。激安!
最高は岩手県の3880円
最低は佐賀県の3081円
金持ち東京は意外に安いんですねえ。
医療機関の競争がそれだけ盛んだってことかな。
病院のワクチンの納入価をこっそり聞き出してみた。
私の家の近くの病院はインフルの予防接種は3000円。
「病院は一体いくら儲けがあるのかなあ」
なんて思い立ち、知り合いの病院スタッフAにライン。
うさぎ「何か最近インフルの注射代高いけど何で?」
A「あ、納入価が上がってるんですよ。」
うさぎ「いくらからいくらになったの?」
A「今までは1アンプル2000円、最近は2500円くらいします。」
うさぎ「ベリベリセンキュー!!!」
というわけでインフルの注射は1アンプル約2500円でした。
1アンプルで2回分(2人分)とれるから
予防接種1回当たり病院の薬の原価は1250円ですね。
予防接種代が3000円だから、そこから納入価1250円を引くと
3000円 - 1250円 = 1750円が病院の儲け(粗利)ですね。
高いんだか安いんだかわからないけど、
こんなもんでしょうかねえ。
問診とって、体温測って、診察して、注射して、異常ないか確認して
ひとり当たりの儲けが1750円
当たり前だけど
1日10人予防接種に来たら病院の粗利は17500円
1日20人予防接種に来たら病院の粗利は25000円
ちなみに病院の規模にもよるけど、個人医院で
1日20人も予防接種に来られたら大変です。
スタッフは超激務になります。
つまりは病院もボロ儲けはしてないってことですね。
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それではまた次回!