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鳥インフルの対応を確認 飯田で講習会

自作した道具で消石灰を散布する参加者たち=飯田市の三尋石集畜場で

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 十一月以降、全国で高病原性鳥インフルエンザが発生しているのを受け、飯田家畜保健衛生所や下伊那地方事務所などは二十一日、飯田市大瀬木のJAみなみ信州三尋石集畜場で飯伊地域の緊急防疫対策講習会を開いた。

 講習会には、養鶏農場などで鳥インフルエンザが発生した場合に消毒など防疫活動の主体となる市町村の担当部署職員など約三十人が出席。机上研修で、家きん・野鳥の鳥インフルエンザの発生状況や万が一発生した場合の連絡体制を確認し、消毒薬の種類や使用方法の説明を受けた。

 この後の実地研修では、農場や畜舎周辺の消毒で効果が高い「消石灰」散布を実習。石灰が皮膚や目に触れないよう防護服やゴーグル、マスクを装着した参加者たちは、集荷コンテナとキャスターで簡易石灰散布機を工作し、集畜場の地面に散布した。

 この日の参加者は今後、百羽以上を飼養する家きん農場に散布機や消石灰を配布するなどして個別に消毒指導を行い、鳥インフルエンザの感染防止に努める。

 飯田家畜衛生所の長田宣夫所長は「担当職員や飼養農家の意識を高め、消毒を徹底していきたい」と気を引き締めていた。 

 

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