新年度になり、センターの窓口に新入生が押し寄せる季節になりました。
無線の認証設定は少々複雑なようで、毎年つまづく学生さんが多いのですが、今年は当センターの技術職員でも対応が難しいケースが出てきております。

まさかまた、ヤツ(Windows8.1)のせいなのでしょうか…

思えば昨年のリリース当初から、彼には痛い目にあわされております…

今回のケースは、無線接続をしても「制限あり」の状態になってしまうというものです。
見たところ設定も、ID・パスワードも正しいのに、です。

いくつか情報を集めてみたところ、

• 特定の機種において発生。 （メーカーは、国内も国外もあり）
• Windows8.1 ＋ WPA2認証というパターン。
• 無線アダプタの省電力機能を切るか、デバイスドライバーを最新のものにアップするかで、解決する。

というケースが多いようです。

ただこれでも解決せず困っている機種が１つあります。
Lenovo G500 という機種で、価格の安さで人気を集めているようです。

ちなみに無線認証時にはこんな動きをしていました：

1. 認証は、問題なく成功する。
2. 認証に成功したらPCから DHCPREQUEST が出る。DHCPサーバからは、DHCPOFFER が返る。
3. PCは DHCPOFFER でIPアドレスを受け取っているはずなのに、なぜか無視して DHCPREQUEST を数回繰り返し出し続ける。
4. 結局 DHCP の一連の動作が完結せず、「制限あり」のステータスになる。

はたしてこの件、OSの問題なのかハードの問題なのか、悩ましいところではあります。

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（2014/4/17 追記）
無線アダプタの以下の設定変更で、つなげられるようになりました：

1. 無線アダプタのプロパティ画面を出す。
   （Wi-Fiのプロパティ画面で [構成(C)...] をクリックするか、デバイスマネージャーからプロパティ画面を開く）
2. [詳細設定] タブをクリック。
3. "WMM" という項目を探し、値を disabled（無効）にする。

当ブログでは、当センターの職員が技術的に難しいなと感じた事柄について、備忘的に記していきます。

技術的にだいぶ突っ込んだ内容もあり、一般利用者の方に広く読んでいただく内容にはならないと思います。

とりあえずは不定期更新とすること、センターの公式の情報発信の場ではないこと、またあまり広く公知せず半ば隠しコンテンツの扱いにすることを、ご了承いただければと存じます。