新潟発アイドル・Negiccoに
エコと持続可能性を学ぶ
活動14年目にして、全国ツアーやNHKホールでの公演など人気が拡大している新潟発アイドルユニット・Negicco(ねぎっこ)。2016年12月9日、東京ビッグサイト(東京・江東)で行われた『エコプロ2016 環境とエネルギーの未来展』でトークショーを開催しました。アイドルとエコ――。一見、関係の薄い組み合わせに見えますが、トークショーでは、地域に根ざし地道な活動を続けてきた彼女たちが、活動初期から携わってきたエコと持続可能性のコツについて語り、納得の内容に。ファンだけでなくイベントに訪れたビジネスパーソンも足を止め、立ち見が出る盛況ぶりでした。
Negiccoとは
2003年に結成された新潟在住アイドルユニット。メンバーはNao☆(なお)、Megu(めぐ) 、Kaede(かえで)で、結成当時から活動を続けている。現在『にいがた観光特使』を務める。直近のシングルは『光のシュプール』『ねぇバーディア』『矛盾、はじめました。』とオリコン週間10位以内となっている。
2016年は"NEGiBAND"と共に生バンドスタイルで行うツアー『Negicco Second Tour "The Music Band of Negicco"supported by サトウ食品』を開催し、最終公演の中野サンプラザを成功させる。5月に出した3枚目のアルバム『ティー・フォー・スリー』では生楽器の音を多用した落ち着いたテンポの曲調で、ジャズ、ヒップホップ、ソウルなど様々な音楽の要素を混ぜた音作りが、音楽ファンから高い評価を得た。7月には念願のNHKホールでのワンマンライブを成功させた。最新シングルは堂島孝平氏プロデュースの『愛、かましたいの』。
ecoと縁の深いNegicco
――本日も新潟から車でお越しになったんですね。

Megu はい。都内でお仕事の時はいつも車です。今日は少し車酔いしちゃいました。
――Negiccoさんは実は名前に『eco』が入っていますね。
Kaede え、名前が理由で呼んだのですか?
Nao☆ えエコとですね~(会場拍手)。
――名前だけではないのですが、Negiccoさんは活動初期から多くのエコに関する活動をされています。例えば活動初期から参加されていた地元新潟のテレビ局による『Team ECOプロジェクト』では、どのようなエコ活動をされていたのでしょうか。
Nao☆ 地元の海岸や山で清掃をしていました。
Kaede 山で下草刈りをして、そのあと参加者でそうめんを食べたり。

Nao☆ 掃除が終わった後に食べるごはんは格別でしたね。
Megu 流しそうめんをやったのですが、いらなくなった竹を利用して装置を作ったりしました。
――その後もエコに関するキャンペーンに多く関わっていらっしゃいます。
Megu 新潟県では『3R推進大使』に任命していただき、ラジオ番組など様々なところで活動させていただきました。
――いま『3R』という言葉が出ましたが、馴染みがない人も多いかもしれませんね。Nao☆さん、説明していただけますか。
Nao☆ はい。3Rとは......。
(Nao☆、Megu、おもむろに立ち上がる)
Megu いらっしゃいませ。
Nao☆ すみません、ポテトのラージ、ドリンクラージ、スマイルのラージください。
Megu なんでやねん!

Kaede ......L、ですね。
Nao☆ というのは冗談でして、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)。リデュースは資源を無駄づかいせず、ゴミがでないようにすること。
Megu リユースは、一度使ったものを繰り返し使おうということ。
Kaede そして、リサイクルは資源として再利用をしましょうということです。
Nao☆ 最終的に正しいものを言いました。
Kaede ちゃんとRに戻って......リターン(Return)しました。

――特にNao☆さんはリサイクル活動に熱心とお伺いしました。様々なイベントで他の方が使わなくなった『あるもの』を使い続けているとか。
Nao☆ はい。ライブなどにお越しのかたはよくご存知と思いますが......いつやるの?
Megu&会場 今でしょ!
Nao☆ ダメよー
Megu&会場 ダメダメ
Nao☆ せんだ・みつお
Megu&会場 ナハナハ
Nao☆ そう、ギャグの......リサイクルです!(会場笑い)
――お仕事ではなく、普段の生活で心がけているエコとは何でしょうか。
Kaede 使わない部屋の電気を消す。お手洗いのふたをきちんと閉めるなど、無駄な電気は使わないようにしています。
Megu 私はマイバッグを持ち歩いていて、お買い物の際にレジ袋をお断りすることが増えました。マイ箸のほか、マイスプーンも持ち歩いています。仕事柄、移動することが多いので使う機会は多いですね。
Nao☆ よく水を飲むのでマイボトルを持参するようにしています。マイボトルだと割引サービスがあるところも多いのでお得ですね。
――あ、今日は皆さんのお飲み物にペットボトルを用意してしまいました!すみませんでした。
Kaede いえいえ。ペットボトルは再生利用できるので、すべてが悪いわけではありません。
Nao☆ 本体だけでなく、蓋もきちんと分別すればリサイクルの資源になります。再資源化できる形にすることが重要なのです。新潟はゴミの分別がしっかりしているので、日々勉強になります。

Negiccoの「Act Locally」
――環境問題を考えるとき、Think Globally, Act Locally(地球規模で考え、足元から実践)という言葉があるように、地元、地方レベルでの活動が重要です。一方で東京への一極集中が進み、地方を元気にする『地方創生』は課題が残っています。Negiccoさんは地元新潟に活動の拠点を置き、『にいがた観光特使』も務めていらっしゃいます。新潟の魅力について教えていただけますか。
Nao☆ Negiccoは小林幸子さん(※新潟市出身)と一緒に、『にいがた☆JIMAN!』という歌を歌い、市民の皆さんと一緒にミュージックビデオ(MV)も撮影しました。曲は『コシヒカリ、日本酒、おせんべい、ル・レクチェ、越後姫、黒埼茶豆......』というように、新潟の美味しいもの、素敵なものが出てきて、『知らないともったいないよ!』とうったえる内容です。これを歌ったことで改めて気づいたことがたくさんありました。
――『にいがた☆JIMAN!』にはたくさんの名詞が出てきます。全部覚えていらっしゃいますか。
Nao☆ 覚えていません!でも、それくらいたくさん素敵なものがあるんです。だから覚えられないのは仕方ない!(笑)
Megu お米や雪、田んぼなど、新潟のイメージや魅力として既に有名なものはたくさんあります!他にも新潟市の『古町芸妓』。京都の祇園、東京の新橋とも並ぶ存在だったそうです。自分たちも学びながら皆さんにお伝えしています。
Kaede 新潟の魅力は何といっても食です。何を食べても美味しい!もちろん、ほかの大都市にも美味しいものもありますが、ノドグロなど新潟では格安でおいしいものが食べられます。
Megu 自然もすごく豊かで、満喫できるイベントが多いんですよ。『フジロックフェスティバル』に、新潟市の青山海岸海水浴場で行われる『日本海夕日コンサート』、また県内では『長岡花火』などたくさんの花火大会が開かれています。
Nao☆ そういえば先日ミャンマーのテレビの収録がありました。ミャンマーの方も新潟の魅力を調べてくれるくらい、新潟の魅力が世界的に広がっているのでは、と思います。
Kaede ミャンマーでしか流れていないので、本当に放送されたか確認できていないですが......(笑)。

Negiccoに学ぶ「持続可能性」
――環境問題のキーワードとしてもうひとつSustainability(持続可能性)という言葉があります。『限られた資源を使って、長続きする社会を作ろう』ということになると思います。アイドルとして他にない、14年の活動期間をもつNegiccoさんから持続可能性のコツを頂けますか。
Kaede 皆、負けず嫌いというのがありますね。それに、メンバー3人で支え合えたのが大きいです。
Megu 3人の性格が本当にバラバラなので、集まることでバランスがよい、いい関係性ができますね。
Nao☆ 仕事に限らず『目標があると頑張れる』ということがあると思います。Negiccoの場合はPerfumeさんですね。先輩ですが活動開始時期が近く、地方出身、3人組と共通点も多く、多くの影響を受けました。Perfumeさんがいなかったら私たちは活動を続けてこられなかったと断言できます。Perfumeさんのブレイク前に一緒に仕事をし、ブレイク後にお会いした時は『また一緒にステージに立とうね』と言ってくださり、折れかけていた気持ちが勇気付けられました。2015年には日本武道館のPerfumeさんのコンサートで共演させてもらいました。
NegiccoもいつかPerfumeさんのように、日本武道館でコンサートをしたいと思っています。いまは目の前の活動に一生懸命に取り組んでいますが、『いつかは武道館』という思いが強くあります。日々『頑張って活動を続けて行こう』と思えるのは、目標であるPerfumeさんのお陰です。

――2016年は7月にNHKホールでの単独公演を開催、成功させました。
Nao☆ まだまだです。
Megu 2016年は4月に中野サンプラザ、7月にNHKと大きなホールでの公演が続き、色々学びがありました。その後、『原点回帰』と銘打って新潟県内とネギの産地の小さなホールを回るツアーをしました。『初心に戻ろう』とお互いに顔が見える規模の会場で、お客さんと自分たちがどうやったら楽しめるか、というのを考えました。
Nao☆ 3人のダンスやフォーメーションなど、改めて自分たちで考えて演出しました。舞台から客席に下りて行く演出も取り入れました。これはファンの方との信頼関係があるからこそ、できるものだと思います。産地を回るツアーでは、埼玉県深谷市や群馬県下仁田町などにお伺いし、地元の方が『なんのイベントだろう?』とびっくりするほど人が集まりました。地域活性化に一役買えたのかなと思います。
Megu 地元の方がイベント運営に色々と協力してくださいました。
Kaede NHKホール公演まではすごく緊張していて、色んなことを考えすぎて『楽しむ』ということが段々少なくなっていたと思います。原点回帰ツアーで、『お客さん一人ひとりに楽しんでもらう』ということに改めて向き合い、自分たちも楽しみながらライブができました。『これからもっと頑張ろう』と改めて思うことができました。
――持続可能性のポイントとして『みんなで支えあう』『目標をつくる』『自分たちが楽しむ』『時には初心に帰る』が出ました。これに加えてNegiccoさん『新しいことへの挑戦』も続けていらっしゃると思います。16年12月20日発売のシングル『愛、かましたいの』。直近に出たアルバム『ティー・フォー・スリー』は落ち着いた大人のポップスでしたが、新作ではミュージックビデオ(MV)に香港映画の雰囲気を入れ、元気で明るい雰囲気になりました。

Megu 曲を作っていただいた堂島孝平さんは『Negiccoの大人っぽい部分の中にもチャーミングなところを出したい』とお話されていました。そういう部分を表現できたのではと思います。
Nao☆ 堂島孝平さんとは自分たちが主催したイベント『NEGi FES2016』に出演してもらいました。そのときにNegiccoの面白さ、ユニークさを知ってくれて、『もっとライブを楽しんもらいたいという思いで新曲を作った』とうかがっています。
Kaede 新しい挑戦といえば......。今回はMVの時の衣装が当日急に変わったんです。それまでに試着していた服でなく、当日に急にチャイナドレスになっていて。
Nao☆ 『チャイナにしチャイナ』っていう感じで。
Kaede 試着してない!ってびっくりしました。
Nao☆ 『ごめんチャイナ』って。
Kaede 許さないけど!まあ、びっくりしましたが着こなして、良いものができました。
――今日は最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。
メンバー一同 ありがとうございました!
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