上地兼太郎、長谷川潤
2016年12月21日23時29分
JR北海道は21日、高波被害などで2年近く運休が続く日高線鵡川(むかわ)―様似(さまに)間(116キロ)を廃止し、バスに転換したい考えを沿線自治体に示した。同社が11月、「自社だけで維持できない」と見直しを表明した13区間で廃止を打ち出したのは4区間目になる。
同線は森進一さんのヒット曲にある「襟裳(えりも)岬」の手前の様似町まで太平洋沿いを走る。昨年1月の暴風雨の高波で線路の路盤が流失するなどして同区間が運休。JR北は復旧に86億円かかり、運行再開の場合も、年間約13億円かかると試算し、沿線自治体に負担を求めたが、自治体側は今年11月、拒否していた。
同区間の赤字は年間11億円(…
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朝日新聞社会部