書類送検された会社員矢野富栄容疑者=死亡当時(33)=について、かつての知人らは「物腰が柔らかく、優しい印象だった」と、驚きを隠せない様子で振り返った。
矢野容疑者が以前に住んでいた実家のある山口県下関市。地元で自治会長を務める有賀清文さん(81)は、同容疑者の小学生時に近所に住み、よくあいさつを交わした。「おとなしく、誰に対しても丁寧な口調だった。友人らとけんかをしたという話を聞いたことがなく、普通の子だった」と話し、「こんなむごい事件に関わっていたとは想像もできない」と肩を落とした。
有賀さんの妻(75)も「すごくかわいらしい子だった」と振り返る。親しくしていた容疑者の母親は「子どものことで心配事はない」と話していたといい、悩み事を相談された記憶もないという。
近所の男性は「とても頭が良かった。家で勉強ばかりしていたと聞いたことがある」と振り返った。(2016/12/20-11:38)
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