ベルリン トラック突入 チュニジア人の男の行方追う12月22日 6時21分

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ドイツの首都ベルリンの屋外の市場に大型トラックが突っ込み１２人が死亡した事件で、捜査当局は事件に関与した疑いがあるとして２４歳のチュニジア人の男の顔写真を公開し、情報の提供を呼びかけるとともに行方を捜査しています。

ベルリンの中心部にある屋外のクリスマスの市場に１９日、大型トラックが突っ込み買い物客など１２人が死亡、およそ５０人がけがをしました。

この事件でドイツの捜査当局は２１日、チュニジア人のアニス・アムリ容疑者（２４）が事件に関与した疑いがあるとして行方を捜査していることを明らかにしました。捜査当局はアムリ容疑者の顔写真を公開し、有力な情報を提供した人に最大で１０万ユーロ、日本円にして１２００万円あまりの懸賞金を支払うとして情報提供を呼びかけています。

市場に突っこんだ大型トラックの車内からはアムリ容疑者の名前が記された身分証明書が見つかっていて、容疑者の特定につながったものと見られます。捜査当局によりますと、アムリ容疑者は北アフリカのチュニジア出身で去年７月ドイツに入国し難民認定を申請してベルリンなどに滞在していましたが、この夏、申請が却下されていたということです。

また地元メディアはアムリ容疑者がイスラム過激派組織と連絡を取り合っていたことから、捜査当局の監視対象になっていたと伝えていて当局は事件との関連について調べを進めるものとみられます。