豊洲市場 築地上回る取扱量目標に有識者 “説得力弱い”
豊洲市場の問題を検証する東京都のプロジェクトチームの会合が開かれ、都が築地市場を上回る取扱量を目標としていることについて、有識者からは「市場の取扱量は全国で減っている」などと指摘したうえで、より詳細な分析を求めました。
都のプロジェクトチームは21日夜、4回目の会合を開き、豊洲市場の温度管理や衛生管理の仕組みなどについて検討しました。
はじめに有識者から「豊洲市場の整備計画では、1日あたりの水産物の取扱量は2300トンと築地市場の1.37倍になっているが、どういう根拠からか」という質問が出されました。
これに対し都の担当者は「開放型で外気などの影響を受けやすい築地市場に対し、閉鎖型の豊洲市場は空調を25度に管理するなど、一貫した温度管理を行うため、品質や衛生管理ができる。数字の根拠は平成16年の実績から統計的に解析した」と説明しました。
これに対し有識者は「市場の取扱量は全国で減っており、説得力が弱い」とか「取扱量が増えれば業者も使用料を払えるが、取扱量が増えずに施設整備への投資が負担できないようではビジネスは成り立たない。コストパフォーマンスは非常に重要な観点だ」などと指摘し、より詳細な分析を求めました。
次回の会合は来月開かれ、豊洲市場の事業継続性などについて検討される予定です。
はじめに有識者から「豊洲市場の整備計画では、1日あたりの水産物の取扱量は2300トンと築地市場の1.37倍になっているが、どういう根拠からか」という質問が出されました。
これに対し都の担当者は「開放型で外気などの影響を受けやすい築地市場に対し、閉鎖型の豊洲市場は空調を25度に管理するなど、一貫した温度管理を行うため、品質や衛生管理ができる。数字の根拠は平成16年の実績から統計的に解析した」と説明しました。
これに対し有識者は「市場の取扱量は全国で減っており、説得力が弱い」とか「取扱量が増えれば業者も使用料を払えるが、取扱量が増えずに施設整備への投資が負担できないようではビジネスは成り立たない。コストパフォーマンスは非常に重要な観点だ」などと指摘し、より詳細な分析を求めました。
次回の会合は来月開かれ、豊洲市場の事業継続性などについて検討される予定です。