2016年12月21日20時21分
海上自衛隊が若手幹部養成のために実施している練習航海中に、20歳代と40歳代の下士官が艦内で首をつって死亡していたことが、防衛省関係者への取材でわかった。海自は自殺の可能性が高いとみて、行き過ぎた指導や暴力行為がなかったかなどを調べている。
今年の練習航海は5~11月に3隻で米国、欧州、アフリカ、アジアなどを回った。参加したのは、約190人の若手幹部や実務にあたる海曹などの下士官ら計約750人。同省関係者によると、2人が死亡したのは9月と10月で、それぞれ乗務していた護衛艦「あさぎり」と練習艦「せとゆき」の艦内で、首をつった状態で見つかった。1人は仕事の悩みを書き残していたという。自衛隊内での事件や事故を捜査する警務隊が、死亡の状況を調べている。
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朝日新聞社会部