12月20日 19時05分
ことし10月、愛知県一宮市で、スマートフォン向けのアプリ「ポケモンGO」をしながら運転していたトラックに、小学生がはねられて死亡した事故を受けて、愛知県議会は、20日、スマートフォンを操作しながらの車の運転に対する罰則の強化などを国に求める意見書を可決しました。
愛知県の12月定例議会は、20日、最終日を迎え、本会議で補正予算案や条例案、それに意見書などの採決が行われました。
このうち、ことし10月、一宮市で「ポケモンGO」をしながら運転していたトラックに小学4年生の則竹敬太くん(9)がはねられて死亡した事故を受けた意見書が全会一致で可決されました。
意見書ではスマートフォンを操作しながらの車の運転は重大な事故を引き起こす危険性が高く、対策の強化が喫緊の課題になっているとして、国に対し、取り締まりや罰則の強化などを求めています。
採決に先だって、亡くなった則竹敬太くんの父親の崇智さんが議長や各会派の代表者と面会し、国への働きかけを要請しました。
意見書が可決したことについて、父親の則竹崇智さんは「事故を重く受け止めてもらい、全会一致で可決していただいたのは大変ありがたい。スマートフォンを操作しながらの車の運転について罰則の強化に向けてしっかりと議論してほしいと願っているので、その足がかりとなる一歩だと思います」と話していました。
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