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カツ転売で元経営者に有罪判決

12月20日 19時05分

カツ転売で元経営者に有罪判決

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廃棄処分されるはずだったカレーチェーン店のカツが横流しされた事件で、廃棄物処理業者から買い取ったカツを別の業者に転売したとして、詐欺などの罪に問われた岐阜県の食品関連会社の元経営者に対し、名古屋地方裁判所は懲役2年6か月、執行猶予3年、罰金50万円の判決を言い渡しました。
岐阜県羽島市の食品関連会社「みのりフーズ」の元経営者、岡田正男被告(79)は去年、「CoCo壱番屋」を展開する「壱番屋」が愛知県の廃棄物処理業者「ダイコー」に処分を委託したビーフカツ、約6万枚のうち5万枚余りを買い取り、このうち2万3000枚を食品販売会社に転売したほか、435枚を別の業者に転売して、2万円余りをだまし取った詐欺などの罪に問われました。
20日の判決で、名古屋地方裁判所の鵜飼祐充裁判官は「被告は横流しされたカツを大量に売りさばこうと、特別なルートで仕入れた格安の商品のように装って転売した。食への信頼をないがしろにしており、犯行は悪質だ」と指摘しました。
一方で、「犯行を認め、反省している」として、懲役2年6か月、執行猶予3年、罰金50万円を言い渡しました。
廃棄物処理業者「ダイコー」の会長には、12月16日、執行猶予のついた有罪の判決が言い渡されています。

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