プロ野球、中日の落合博満ゼネラルマネージャーが、契約が満了する１月末で退任することになりました。
落合氏は６３歳。現役時代はロッテで、三冠王に３回輝いたほか、移籍した中日でもホームラン王と打点王を獲得しました。
平成１０年、現役を引退したあと、平成１６年から８年間、中日の監督を務めリーグ優勝４回、日本一１回の成績を収めチームの黄金時代を築きました。
そして平成２５年のシーズン終了後、谷繁元信選手兼任監督の就任とともにチームの運営に大きな権限を持つゼネラルマネージャーに起用され選手の年俸を抑える経費削減やチームの若返りを進めてきました。
しかし、この間、今シーズンまで３年連続４位以下と不振が続き、ことしは谷繁前監督がシーズン途中で休養し、平成９年以来となる最下位に沈む中落合ゼネラルマネージャーの責任を問う声も上がっていました。
球団によりますと、落合ゼネラルマネージャーは、契約が満了する１月末で退任するということで、後任は置かない方針です。
中日の白井文吾オーナーは「頼んだことが終わったということ。落合ゼネラルマネージャーは役割を果たしやるべきことはやった」と話しています。