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全トヨタ労連 ベア方針を決定
12月20日 10時09分
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トヨタ自動車とグループ各社の労働組合が加盟する全トヨタ労連は、ベースアップに相当する賃上げとして、ことしに続き基本給の3000円以上の引き上げを求める方針を固めました。
全国315の組合の約34万人が加盟する全トヨタ労連は、19日、愛知県豊田市で代表者会議を開き、来年の春闘に向けて要求方針を協議しました。
この中で、全トヨタ労連は従業員全体の基本給などを引き上げる、ベースアップに相当する賃上げとして、月額3000円以上の引き上げを求める方針を加盟労組に提示しました。
これは、ことしの春闘と同じ要求水準で、加盟する労組の賃金の底上げをはかり、グループ内の格差の是正につなげる狙いがあります。
全トヨタ労連は来年の春闘の要求方針を1月中旬に開く中央委員会で正式に決定する予定です。ただ、この水準はトヨタ自動車の労使がことし妥結した月額1500円を大きく上回るうえ、トヨタグループの企業の多くが今年度、減益となる見通しであることから、厳しい交渉が予想されます。
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