12月19日 19時11分
三重県伊賀市の私立の中高一貫校で12月16日以降、生徒と教職員あわせて75人が下痢や吐き気などの症状を相次いで訴えたことから三重県が原因を調べています。
県によりますと症状が出た生徒らはいずれも回復に向かっているということです。
三重県伊賀市にある中高一貫の桜丘中学校・高校によりますと12月16日の夜から校内の寮で生活する複数の生徒が下痢や吐き気、発熱などの症状を訴えたことから学校が県の保健所に連絡しました。
三重県が調べたところ18日までに中学1年から高校3年までの生徒70人と、教職員5人のあわせて75人が症状を訴えったということで19日は80人余りが学校を欠席したということです。
ただし重い症状の生徒はおらずいずれも回復に向かっているということです。
三重県は、食中毒や感染性胃腸炎の可能性があるとみて詳しい原因を調べています。
また、学校では、校内の消毒を行うとともに、給食や寮の食事をつくっている調理施設の使用を取りやめて、別の施設で作った給食を運んでいるということです。
桜丘中学校・高等学校の土肥稔治校長は「幸い生徒たちは快方に向かっていると聞いている。原因はまだ分からないが、もし校内の調理施設が原因だった場合を考え、使用を中止し、消毒をした。生徒たちの健康と安全を第一に対応していきたい」と話していました。
学校では、寮の消毒作業を行うため2学期の終業式を予定より2日早めて21日から冬休みにするということです。
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