12月19日 19時11分
11年後に東京と名古屋の間で先行開業を予定しているリニア中央新幹線の名古屋駅の起工式が19日行われ、駅の本格的な工事が始まりました。
リニア中央新幹線はJR東海が11年後の2027年に東京・品川と名古屋との間で先行開業を予定しており、最高時速約500キロで286キロの区間を40分で結びます。
このうち、名古屋駅の本格的な工事が始まることになり、19日予定地の一角で行われた起工式には関係者約100人が出席し、くわ入れをして工事の安全を祈願しました。
リニアの名古屋駅は今ある駅の地下30メートルの場所に約1キロの長さにわたって建設され、東海道新幹線や在来線の営業を続けながら地下を掘り進める計画です。
JR東海では、地下の掘削に向けてまず地上部分を走る線路を支えるためのくい打ちなどの工事に着手することにしています。
JR東海の柘植康英社長は、記者団に「列車の運行を確保しながら、その真下を工事するという大変難しい作業になる。安全に細心の注意を払うとともに、地元の皆さんとの連携を大事にし、緊張感を持って進めた」と話していました。
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