12月19日 19時11分
18年前、愛知県碧南市で夫婦が殺害されて現金が奪われた事件で、2人の男とともに事件に関わったとされる47歳の被告に、2審の名古屋高等裁判所は1審に続いて無期懲役の判決を言い渡しました。
建築作業員の葉山輝雄被告(47)は、2審で死刑の判決を受けた堀慶末被告(41)と1審で無期懲役が確定した佐藤浩受刑者(40)とともに、平成10年、碧南市の住宅で、パチンコ運営会社の部長、馬氷一男(45)さんと妻の里美さん(36)を殺害し、現金6万円などを奪ったとして強盗殺人などの罪に問われました。
葉山被告は裁判で「殺害に関与していない」と無罪を主張し、1審は無期懲役を言い渡しました。
19日の2審の判決で、名古屋高等裁判所の村山浩昭裁判長は「被告は捜査段階で殺害への関与を認めており、供述の信用性は高い」として無罪の主張を退けました。
その上で、「被告は堀被告から誘われて、借金返済のために、被害者の自宅やパチンコ店から現金を奪うことを目的に事件に加わった。
被害者2人の恐怖や無念などを察すると酌量の余地はなく、極めて悪質な犯行だ」として、1審に続いて無期懲役を言い渡しました。
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