今年は10枚選ぶほど聴いてないんじゃないか?と思って調べてみたら結構聴いてた。
特に今年は中堅、ベテランミュージシャンの「○○年ぶりの新譜」が出た年。
では10から順に
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10.2/おやすみホログラム
二人組アイドルおやすみホログラム(以下、おやホロ)の2ndアルバム。
おやホロと言えばボッタクリなドイヒーバスツアーで有名ですが、出してる楽曲はクオリティ高い。
2016年2枚のアルバムを出したおやホロ。
2ndでいわゆるオルタナな音、3rd「。。。」では打ち込み中心のダンスサウンド。
元オルタナクソ野郎としてはこういう「2」の直球オルタナギターに弱い。
「帰り道」なんてイントロがモロに椎○林檎だが…。
※PVは監督:カンパニー松尾
9.A MOON SHAPED POOL/レディオヘッド
5年ぶりのRADIOHEAD新譜。
純粋な新譜ではなく「過去の未音源化曲+新曲」と言った構成は微妙。
新しいRADIOHEADの音、というよりもこれまでのアウトトラック集&アルファと言った感じなので低めの順位に。
8.AND THE ANONYMOUS NOBO/デ・ラ・ソウル
ネイティブタンの筆頭デ・ラ・ソウルがKickstarterで資金を集めて作った12年ぶりの新作。
今回は自分たちの過去音源をサンプリングしてトラックに使うセルフ・サンプリングで新作を作り上げた。
きっちりとした仕事をしてくるベテランの技。
7.AWESOME CITY TRACKS3/AWESOME CITY CLUB
ファンクネスな90年代ポップサウンドに男女デュオのボーカル。
バブル時代すら思わせるキラキラダンスビートはかなり注目。
6.幸福/岡村靖幸
デ・ラ・ソウルは12年ぶりの新譜、岡村靖幸は11年半ぶりの新譜。
唯一無二のサウンドを時代が変わろうと聞かせてくれる。
「彼氏になって優しくなって」の歌詞にある
切なく切なくみじめだって上手に生きようぜ
ただし絶対常識の範囲内でね
この辺りにいろいろあった片鱗が見える気がしてならないんですよね……常識の範囲を逸脱しちゃっていろいろあったわけで。
とは言え岡村靖幸というミュージシャンが現在進行形である証明としての一枚。
ASKAを見てるとしみじみ思うが、こうやって相変わらず復活を待ち望むファンがいて、ミュージシャンとしてアルバムを出せるのって一番の「幸福」なのかもしれない。
【関連過去記事】
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
5.ホワイトアルバム/WEEZER
「WEEZER IS BACK!!」と叫びたくなるような久々の原点回帰作。
ここ数枚にはなかったようなWEEZERらしいサウンドが復活。
ファンが待ち望んだど真ん中の音を鳴らしてる。
【関連過去記事】
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
4.アートサイエンス/ロバート・グラスパー・エクスペリメント
最近、ジャズを聴く割合が増えつつある。
中でもジャズからラップへアプローチした新世代ジャズのロバート・グラスパーは一番聴きやすい。
各賞を総なめにした「ブラック・レディオ2」から3年ぶりのアルバム……と聞くと小粒だけれど、さすがクオリティをキチンと確保してる。
3.The Life of Pablo/KANYE WEST
お馴染み蟹江さんは困ったちゃんだが、音楽的才能は素晴らしい。
この「THE LIFE OF PABLO」もそこら辺のアルバムではとてもかなわないクオリティ。
最初は「(自身が出資している)定額制音楽配信サービスTIDALに入らないと聴けない」ということでこのアルバムを発表。
随分経ちAPPLE MUSICでも聴けるようになったが、そのころには冷めてる。
いいアルバムなんだが。
2.KANDYTOWN/KANDYTOWN
世田谷育ちの16人ヒップホップクルーKANDYTOWN。
これだけMCが多いとライミングの違いを聞くだけでも楽しいんだが、さらにどのトラックも一筋縄ではいかないクオリティ。
イマドキの音楽的な資産が溢れる日本だからこそのカオスでクールなトラックは若くてイケていて、その対極……似ていながらがっつりと王道を突き進んだのが韻踏合組合「REALGOLD」?
大阪と東京の差か……。
1.Atrocity Exhibition/ダニー・ブラウン
ドラッグディーラーあがりのダニー・ブラウン。
妥協のないジャンルレスなトラックに少し軽妙でシニカルなダニー・ブラウンのラップが乗っかる独特の世界観。
「いまひとつかなー」と思ってたのに気づけば繰り返し聴いてしまっていた不思議な一枚。
2016年まとめ
10.2/おやすみホログラム
9.ア・ムーン・シェイプド・プール/レディオヘッド
8.AND THE ANONYMOUS NOBO/デ・ラ・ソウル
7.AWESOME CITY TRACKS3/AWESOME CITY CLUB
6.幸福/岡村靖幸
5.ホワイトアルバム/ウィーザー
4.アートサイエンス/ロバート・グラスパー・エクスペリメント
3.ザ・ライフ・オブ・パブロ/カニエ・ウエスト
2.KANDYCITY/KANDYCITY
1.アトロシティエキシビジョン/ダニー・ブラウン
と言うことでアイドル、ジャズ、ポップス、ファンク、ラップ、ロックまで相変わらず無作法に聴いた一年。邦楽が4組は意外と多い。
こんな企画も毎年やってるといろいろ変化があって面白い。
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
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ではまた来年のこの企画で。