特産のナンテンでつくった正月飾りなどを販売する「南天まつり」が岐阜県郡上市で開かれています。
赤い小さな実のナンテンは郡上市で盛んに作られ、「難を転じる」の語呂あわせから縁起物として正月の門松などに使われます。
「郡上八幡南天まつり」は、毎年この時期に開かれ、会場には、ことしもナンテンの実で作った丸い正月飾り「南天玉」やリース、鉢植えなどが並びました。
ナンテンは２年続けて豊作で、色つやも良いということで、新年を縁起のいい年にしようと大勢の人が訪れていました。
南天玉を購入した東京の自営業の４０代の男性は「冬の郡上も風情があっていいと思います。店の玄関に飾って運を招きたい」と話していました。
郡上八幡南天生産組合の武藤義光組合長は「飾っているうちに実は赤から黒くなって、黒字になるといって商売の方にも好評です」と話していました。
南天まつりは１８日も午前９時から午後３時まで開かれます。