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公害語り部澤井さんしのぶ集い
12月17日 19時02分
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多くのぜんそく患者を出した三重県の四日市公害を記録し、語り継ぐ活動をしてきた澤井余志郎さんが亡くなって1年がたったのに合わせて、功績などを振り返る集いが四日市市で開かれました。
澤井余志郎さんは、四日市公害のぜんそくの被害や、裁判の様子を記録し、公害の悲惨さを語り継ぐ語り部を長年務め、去年12月16日、87歳で亡くなりました。
亡くなって1年がたち、澤井さんをしのぶ集いが17日、四日市市で開かれました。
全員で黙とうをささげたあと、澤井さんが語り部として小学校で公害の悲惨な被害を伝える姿が上映されました。
続いて、澤井さんと親交があった人たちが故人をしのび、裁判の原告の1人で、澤井さんとともに活動してきた野田之一さんは「澤井さんは50年以上、われわれ患者につきあってくれた。私にとっては神様以上の人だった」と話していました。
集いのあと、野田之一さんは「亡くなって1年たつが、私も澤井さんに負けないようがんばって、語り部の活動を続けたい」と話していました。
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