Photoshopを動かす必要スペックとおすすめのパソコン
お絵描きソフトとして一番人気があるのはPhotoshopです。でもPhotoshopはフィルターやパスを活用すると重くなります。プロのイラストレーターの立場からPhotoshopにおすすめのクリエイター向けパソコンをご紹介します。
背景の描き方
青空と雲の描き方をマスターしたら今度は夕焼け空を描いてみましょう。夕焼け空は色こそ違うものの、ほぼ青空と描き方が同じです。つまり青空が描けていれば自然と夕焼け空も描けるようになるのです。青空から夕焼け空に変更するにはどうすれば良いのかを解説していきます。
PhotoshopやSAIには「色調補正」機能があり、ここで色そのものを変更することができます。ただ色だけを変更しても不十分なのでレイヤーの明度ごとに色を変更していくのがポイントです。今回はこの空を夕焼け画面に変えてみましょう。
雲の色調節を行います。夕焼けの空の雲と聞いて何色を思い浮かべますか?オレンジ色を思い浮かべるかもしれませんが、実際にはちょっと違います。夕方の雲は太陽の光の影響を受けて黄色から赤色の色調になるのです。
まずはその色に変えてみましょう。Photoshopを開いて「メニュー>イメージ>色調補正>カラーバランス」を選択します。
「ハイライト」と「中間色」の明るい部分は黄色から赤の色調になるように、陰になる「シャドウ」は青色などの寒色の彩度が低くなるように調整します。数値の調節が出来たら「OK」で確定します。OKを押すとピンク寄りの雲になります。
ピンク色の雲になったら今度は「トーンカーブ」を弄ってさらに黄色が強くなるように調節します。「雲」レイヤーを選択し、「メニュー>イメージ>色調補正>トーンカーブ」を選択します。
トーンカーブは色の明度を調節できる機能で、チャンネルをRGB全体、もしくは個々のチャンネルごとに色の選択ができます。操作がしやすく視覚的にわかりやすいのも便利ですね。
「レッド」では明るい部分を増やし、暗い部分を少なく、「ブルー」では暗い部分を増やし、明るい部分を少なく調整しましょう。全体的にはピンク寄りの色から若干オレンジ寄りになります。
雲の色を変えただけでは夕焼け空には見えません。そこで空のベース色を変更します。雲に合わせて空の色を変更します。これは色調節で行うより、自分で塗っていった方が早いので、空のベースレイヤーを非表示にして、新規レイヤーを作成します。
青空の時と同じ方法でグラデーションを作ります。色は紺色から赤色に変化させるように濃い色を紺、明るい部分を紫寄りの薄めの赤で設定します。
夕焼け空といえば沈んでいく太陽ですよね。描き足していきましょう。太陽は発光しているので光っているように見えるように描かなくてはいけません。また、イラストなどにおいて光の表現をする際はカメラ用語でいう「レンズフレア」と呼ばれる現象が起きます。これらを描写することで太陽っぽくなります。
まず、赤寄りのオレンジで太陽を描きます。「水彩筆」ツールを使って形を描いた後、「ぼかし」ツールでぼかします。ぼかしたらレイヤーモードを「発光」に変えます。
さらに別レイヤーを作り、光の十字を描きます。これも「発光」レイヤーにします。変えたら不透明度を調節しましょう。
太陽が描けたらレンズフレアの表現を行いましょう。レンズフレアとは明るい光源に向けて撮影したとき、明るい部分の光がそれ以外の部分や陰部分まで漏れてしまうことを言います。これを表現するためにまず別レイヤーを作り、全体的に薄く赤い色を乗せます。そのレイヤーをまた「発光」モードに変えるだけです。
後は好みで周りを暗くしたり、さらに色を調節したりなどします。
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