全国の小学５年生と中学２年生を対象にした体力調査の結果がまとまり、愛知県は小学生の男子で３年続けて全国最下位となるなど、小学生、中学生ともに全国平均を下回りました。
調査は毎年、全国の小学５年生と中学２年生を対象に５０メートル走など８つの種目で行われ、東海３県ではことし、約２０万人が参加しました。
すべての種目を点数化して合計したものを各都道府県で比べると、愛知県は小学生の男子が４７位と３年連続で全国最下位に、女子が４３位でした。
中学生も男子が４５位、女子が３３位と、いずれも全国平均を下回りました。
調査結果は、それぞれの学校で、授業の改善に活用することなどが期待されていますが、学校側に活用状況を尋ねたところ、愛知県では小学校と中学校のいずれも、活用していなかった学校が半数以上に上りました。
愛知県教育委員会は「結果の検証や分析が不十分で、授業の改善につながっていない部分がある。学校全体で体力の向上に取り組んでもらえるよう呼びかけていきたい」としています。