トヨタ自動車は来年のグループ全体の世界販売台数について、新型車の投入効果などで国内・海外ともに販売の伸びが見込めるとして、ことしの実績見通しを上回る１０２０万台とする計画を発表しました。
トヨタが発表した来年の販売計画によりますと、ダイハツ工業と日野自動車を合わせたグループ全体の世界販売台数は１０２０万２０００台としています。
これは、ことしの実績見通を上回る水準で、４年連続で１０００万台を超える見通しになりました。
内訳をみますと、国内市場では主力のハイブリッド車が引き続き好調を維持するとみられることから３万台の増加を見込み、海外市場でも北米やヨーロッパで人気が高まっているＳＵＶ・多目的スポーツ車の新型車の投入効果で９万２０００台の増加を見込んでいます。
これに伴い来年のトヨタ単体の国内生産は３２１万台とする計画で、トヨタが雇用や技術力を確保するために欠かせないとしている国内生産を３００万台とする体制は維持される見通しとなっています。