12月15日 19時12分
名古屋の東山動物園で飼育されていた鳥から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、愛知県豊橋市にある動物園では野鳥が飛来する池の周りを消毒するなど対策を強化しています。
75種類、約350羽の鳥を飼育している豊橋総合動植物公園は、東山動物園で飼育していた鳥から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、飼育している鳥と野鳥が接触しないよう対策を進めています。
このうち、園内の池は野鳥が来ないよう、すでに水を抜いてありますが、15日新たに周辺に消毒用の消石灰をまく作業を行いました。
用意された消石灰は約400キロで、8人の職員が手分けをしてまいていきました。
また、15日はペンギンを飼育する屋外の施設にも野鳥が入り込まないように網を設置する作業が行われました。
これまでに国内でペンギンが感染した例はないということですが、万が一に備えるということです。
動植物公園の瀧川直史事務長は、「ここまで対策をとるのは初めてですが、園内の鳥を守るため念には念を入れて対策を進めたいです」と話していました。
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