年金支給日の直後には特殊詐欺の被害が増える傾向があるとして、警察官や信用金庫の職員らが、ことし最後の支給日の１５日、名古屋市の街頭でお年寄りに注意を呼びかけました。
警察によりますと、２か月に１回の年金支給日の直後には特殊詐欺の電話が増える傾向があり、最近は「保険料が還付される」などと言って金を振り込ませる還付金詐欺手口が目立つということです。
詐欺被害を未然に防ごうと、ことし最後の年金支給日の１５日、名古屋市の金山総合駅で警察官や信用金庫の職員などが駅を利用するお年寄りに「詐欺に気をつけてください」などと声をかけ注意を呼びかけました。
還付金詐欺への対策として、愛知県内では全ての信用金庫で、１２月１日から７０歳以上の一部の利用客を対象にキャッシュカードを使ったＡＴＭからの振り込みができなくなっています。
愛知県警察本部の梶浦哲哉参事官は「１２月は特に特殊詐欺の被害が多くなる月です。良い正月を迎えるためにも被害に遭わないように気をつけてください」と話していました。