ナマステ!
ネパール在住ブロガーのKei(@Kei_LMNOP)です。
バングラデシュやネパールでバッグやストールをつくる「マザーハウス」。
社長の山口絵理子さんの最新刊「輝ける場所を探して 裸でも生きる3」を読みました。
山口さんの本はやっぱりいいですね。読んだらワクワク感が止まらなくなってしまいました。
内容と印象に残ったところを紹介していきます。
「輝ける場所を探して 裸でも生きる3」の舞台はインドネシア・スリランカでのジュエリーづくり
輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ
- 作者: 山口絵理子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/12/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「裸でも生きる3」とあるように、「裸でも生きる」シリーズの続編。
非常に分かりやすいあらすじを公式ホームページに見つけたので、引用します。
起業から10年。
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」
という理念とともに、日本、台湾、香港で
28店舗を展開するまでになったマザーハウス。代表・山口絵理子がバングラデシュ・ネパールに次ぐ
挑戦の舞台に選んだ国は、インドネシアとスリランカだった。小さな村の職人たちのプライドを呼び覚まし、
土地に受け継がれる線細工の伝統工芸を
世界に通用するジュエリーへと導く姿を
リアルに綴った感動実話。
キーワードは2つ。
1つは舞台となる国で「インドネシア・スリランカ」。
もう1つは新しく開発した商品で「ジュエリー」。
個人的にはマザーハウスというと、バングラデシュでつくっている「バッグ」。
ネパールでつくっている「ストール」のイメージが強かったです。
それが今回はちょっと毛色の違う「ジュエリー」。
今回の本では、その商品開発の裏側のストーリーを知ることができます。
世界にはまだ見ぬ「可能性」が溢れていることを改めて教えてくれる本だった
今回の本も、相変わらずいい本になってます。
「やってみなかったことをやってみる」
「誰かの夢を叶える喜びの大きさ」
「信頼関係は”一緒にいる”ことで生まれる」
「すべての変化はたった1人から」
途上国の職人さんとモノづくりを進めていく経験を通して得た、数え切れないくらいの学びが溢れている1冊。
でも、その中でも僕がこの本から最も溢れていると感じたのは世界のまだ見ぬ「可能性」。
本の冒頭で始まる、山口さんのこの言葉がマジでかっこいい。
「世界は広いんだ。私は外に出よう。〝途上国から世界に通用するブランドをつくる〟を体現するのは私なんだ。新しい場所でもう一度、0から1を作りあげよう」
起業して10年、改めて新しい世界の扉を開けたいと思った背景には、こんな思いがあったのだった。
私は、0を1にする仕事を心から愛している。
そして、世界から見たら「端っこ」に生きている人たちでも、たくさんの可能性があることを証明したい。
そこにしかない技術や素材、そして職人さんたちと、最高のモノ作りを通じて、〝途上国〟という貧しいイメージを払拭していきたい。
そして本の最後で書かれている、マザーハウスの「これから」を綴ったこの言葉にやられました。
10年間、この本に書いた国以外にも、いろんな国を旅して、何かが作られている場所に立ち会ってきた。
中にはアフリカの小国もある。
洞窟に住んでいる人たちと出会ったこともある。
そして、アルパカに会いに標高3700メートルの村まで行ったりもした。
まだまだ見ていない場所だらけだけど、一言で言うと、世界は本当に多様性の塊だって、つくづく感じる。
どこの国にも個性があって、優劣なんてつけられない。
だからこそ、じっくりと現場を歩いて、磨けば光る原石を見つけて、輝き方を一緒に考えていきたい。
その多様性を、単なる薄っぺらい言葉じゃなく、形として表現していきたい。
人間の手でしか表現できないモノや価値を、一つでも多く、この世界に残していきたい。
そのために、自分の手足と頭が使えるなら、精一杯使い切りたい。
「世界が多様性の塊だ」ということはたぶん誰もが知っていること。
でも、1つ1つの国で、その国の素材を活かしてモノづくりをしてきた山口さんだからこそ、グッと言葉に重みが出るんですよね。
なんてかっこいいんだ…。
世界の「可能性」に超ワクワクする!僕も「多様性」を言葉ではなく、形として表現していきたい
世界にはまだまだ埋もれている宝がたくさんある。
それは、素材かもしれないし、人かもしれない。
でも、どっちであれ、その溢れんばかりの「可能性」に超ワクワクしませんか?
途上国でビジネスがしたくて、会社を3年で辞めて来ることを選んだネパール。
僕はチキンなので青年海外協力隊。
山口さんのように自分1人でバングラデシュに乗り込んで道を切り開いたわけじゃない。
そんな僕も、まだまだ世には知られていない「宝」を見つけることができました。
協力隊が終わるまであと半年。
その「宝」をいろんな人に味わってもらうのが楽しみでなりません。
全く新しいことをやるのでどうなるか分かりませんが、それでもやっぱりワクワクする。
まずはネパールでその「宝」をしっかりと「形」にする。
それができたら、今度はまた別の国でその「宝」を「形」にする。
そんな風にしながら、いろんな国で世界の可能性を目に焼きつけながら生きていけたら、限りなく幸せですね。
山口さんの本を読んで、改めて自分も世界の「多様性」を「形」にしたいと強く思いました。
そうして、いつかマザーハウスさんとコラボしたい
言葉にするのは恥ずかしい。
でも言葉に出さないと叶わないもの。
だから思い切って言います。
そうして僕が「多様性」を「形」にすることができたら、いつかマザーハウスさんとコラボしたいなって思ってます。
僕、マザーハウスさんが好きなんですよね。
途上国のイメージを変えてくれたのはマザーハウスさんだと思ってます。
そんなマザーハウスさんの「マザーハウスカレッジ」に出てみたい。
毎回、各界から色んなゲストを招いて、副社長の山崎さんが話を聞いていく学びの場。
僕も行ったことあるんですけど、すごく面白いのでぜひ行ってみてください。
ここに自分がゲストとして呼ばれるようになったらって考えるとめちゃワクワクします。
実現するかは分かりません。
むしろ、実現しない可能性の方が圧倒的に高いでしょう。
でも、やってみないと分からないと信じて僕はやれるだけのことをやります。
読むと前向きになれる本であること間違いなし!
ぜひ読んでみてください!
輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ
- 作者: 山口絵理子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/12/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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