岐阜市にある小学校で児童９７人が吐き気やおう吐の症状を訴えて欠席や早退をし、学校は１年生の１クラスをあす学級閉鎖にする措置をとりました。
保健所が原因を調べています。
岐阜市教育委員会によりますと、市立茜部小学校で、１４日、児童が相次いで吐き気やおう吐の症状を訴え、６２人が欠席し、３５人が早退したということです。
重い症状の児童はいませんが、学校は教室内やトイレ、手洗い場を消毒するとともに欠席した児童が最も多かった１年生の１クラスを１５日、学級閉鎖にする措置をとりました。学年によって症状を訴えた人数にばらつきがあることや給食調理員には症状が訴える人がいないことから市教育委員会は給食による食中毒の可能性は低いとみています。
一方、欠席した児童が最も多かった１年生の１クラスの担任を含む教員３人も症状を訴えたということで保健所が３人の検査を行うなど原因を調べることにしています。
また、市教育委員会は、今後、市内のすべての小中学校と幼稚園、それに特別支援学校に手洗いの徹底など感染性胃腸炎の予防を呼びかける文書を配ることにしています。