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クロスボウ殺人未遂で懲役6年

12月15日 09時46分

クロスボウ殺人未遂で懲役6年

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去年8月、愛知県武豊町で、新聞配達中の男性をクロスボウやナイフで襲い大けがをさせたとして、殺人未遂などの罪に問われた元同僚の男に名古屋地方裁判所は懲役6年の判決を言い渡しました。
武豊町の無職、山口泰斗被告(29)は、去年8月、武豊町の県営住宅で、新聞配達をしていた31歳の男性の胸にクロスボウの矢を命中させた上、サバイバルナイフで胸や腹などを刺して大けがをさせたとして殺人未遂などの罪に問われました。
山口被告は以前、被害者の男性と同じ新聞配達店で働いていました。
これまでの裁判で、検察は懲役10年を求刑し、被告側は「強固な殺意はなかった」と罪を軽くするよう求めていました。
14日の判決で、名古屋地方裁判所の山田耕司裁判長は「被告は被害者の上半身を狙ってクロスボウの矢を発射させた上、近い距離からナイフで刺しているが、被害者の死を望んでいたわけではなく、殺意はやや弱い程度にとどまる」と指摘しました。
その上で、「勤務態度を巡って、以前からトラブルになっていた被害者から、事件の2か月前に大声でののしられたことで、恐怖心や不安感を抱くなど、被告のみを非難するのは酷だ」などとして、懲役6年を言い渡しました。

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