フランス西部、ルーアンROUENという小さな街をご存知ですか?
パリのサン・ラザール駅から1時間、木組みの家の立ち並ぶ、どこかストラスブールにも似た可愛らしい都市です。16世紀ルネサンス様式の大時計やモネの絵で有名なノートル・ダム大聖堂は街のシンボル。先日所用で初めて訪れたkotorio、帰りがけに大聖堂前のノエル市で売られている、ルーアン名物菓子を探索してみました!
1)ミルリトン ROUEN mirliton
Amiens(アミアン)でもみたことのあるお菓子。お店の人に聞くとノルマンディー地方全般に、様々なレシピがあるそうです。ルーアンでは、パイ生地の中身はアーモンドクリーム、焼きあがったら粉砂糖を振りかけて。現在ルーアンのパティスリーではお目にかかることは少なく、お家で手作りするのが一般的とのこと。確かに、沢山のレシピが出てきます。チャレンジ&アレンジされた方、こっそり私に教えて下さい!
2)本命!「ジャンヌ・ダルクの涙」
Les larmes de Jeanne d'Arc
こちらはフランス最大の発行部数を誇る日刊紙「ウエスト・フランス」(ノルマンディー地方の地域新聞です)の記事から。
ルーアンは1431年にジャンヌ・ダルクが処せられた街としても有名です。火刑の行われたビュー・マルシェ広場にはジャンヌ・ダルク教会があり、その近くに名物「Les larmes de Jeanne d'Arcージャンヌダルクの涙」を売るチョコレート屋さんが!アーモンドにチョコレートがコーティングされたシンプルなチョコ菓子。3時の珈琲のお供に、止まらなくなりそうな予感。
Auzou Chocolat お店は教会横のかわいらしい看板。マカロンの屋台が出ていました。
3)りんご飴
Le sucre de pomme
愛され続けて100年、信州みすゞ飴のライバル登場か!?砂糖を加えずりんごの甘みだけで作られた棒状のスティックキャンディー。ほのかなレモン風味も感じられて、後味はさっぱり。ノエルに家族で割って分け合い、一年の幸せを願う伝統だそうです。
《今日のひとこと》一本丸ごと食べるしかないシチュエーションたる者はどうしたら…そうか、煙突から入ってきた勤務中のサンタさん(仏語でLe Père Noëlペール・ノエル)に差し入れしよう♫