裸場面「時代の変化に鋭敏に」と意見＝TBS番組でBPO青少年委

　放送倫理・番組向上機構（BPO）青少年委員会（汐見稔幸委員長）は21日、10月放送のTBSのバラエティー番組「オール芸人お笑い謝肉祭」について、「特定の場面に嫌悪感を表し、子どもへの悪影響を懸念する視聴者の意見にも謙虚に耳を傾けるべきだ」との意見を公表した。

　
　出演者が下半身に薬を塗るなどの場面などがあり、「裸で笑いを取ろうとしており下品」などと批判が寄せられていた。同委は「表現の内容が与える影響は、時代の価値観や社会の在り方に規定される」とし、「セクハラへの理解も深まり、性的少数者の社会的受容という変化も見られる。テレビ局はこうした動向を鋭敏に感知する必要がある」と指摘した。