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 米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)所属の海軍P8哨戒機が19日、基地内を移動中に機体を損傷した。沖縄県に20日午前、沖縄防衛局から連絡があった。けが人はいなかったが、米軍は最も重大な事故にあたる「クラスA」と判断した。

 在沖米海軍や県によると、19日午前6時ごろ、嘉手納基地で整備作業のために牽引(けんいん)されていた哨戒機が、牽引車と衝突。哨戒機の前輪と胴体下部を破損した。

 米海軍安全センターはこの事故の重大性について、4段階中最も重大な「クラスA」とした。クラスAの基準は、死者が出たり、損害額が200万ドル(約2億3千万円)以上となったりした場合。名護市沿岸部で13日夜にあったオスプレイ事故もクラスAとされた。