格安SIM市場で着々とシェアを拡大してきている「FREETEL(フリーテル)」。
佐々木希さんが「299(ニクキュー)」と言っているこのCMはかわいいですよね。
「スマホが299円から使える」のは本当なのでしょうか?毎月のスマホに数千円を払っている人からすると衝撃的な値段です。
また、FREETELは「格安SIMアワード2016年」で「総合部門」「コストパフォーマンス部門」「通信速度部門」の3つを受賞しています。
「FREETEL(フリーテル)」という名前にはどんな意味があるのかと思い、公式のオペレーターさんに「FREETEL」の由来を尋ねました。すると「”自由に携帯電話を使える”という意味を込め、”FREE(自由)TEL(電話)”という名称となりました」との回答をいただきました。
今回はそんな自由を追い求めている「FREETEL」について、その特徴や魅力について解説していきます。
- 「FREETEL」とは?
- スマホメーカーとしての「FREETEL」
- 3つの料金プラン
- 通話料とかけ放題
- サクサク使える「FREETEL」の通信速度
- その他の特徴
- 「FREETEL」の注意点
- おまけ:佐々木希さんのかわいいCM動画集
- まとめ:縛られたスマホ生活からの解放
「FREETEL」とは?
「FREETEL」はプラスワン・マーケティング株式会社というスマホメーカーが展開する格安スマホ&SIMブランドです。
大きな特徴は100MB 299円~と業界最安値で使えることです。とにかく安くスマホを持ちたいという人にはオススメの格安SIMです。
また、FREETELは国内の格安SIMブランドの中で唯一スマホの製造も行っています。
スマホメーカーとしての「FREETEL」
FREETELがスマホの製造を開始した2012年の日本では、どのSIMでも使えるSIMフリー端末がほとんどない状態。
アメリカではスマホ端末とSIMカードを別々に契約するのが一般的です。一方、日本ではスマホ端末とSIMカードはセットで契約するのが一般的でした。FREETELの増田社長はアメリカで働いていた経験をもとに、日本でも端末とSIMを自由に選んで使えるようにしたいと考えました。
そこで、SIMフリー端末の市場を拡大しようという目的で、スマホの製造に注力したそうです。FREETELのスマホは大手キャリアのスマホと同じくらいの性能でも、販売価格は4割程度と非常にお値打ちです。
FREETELはカンボジアやメキシコでもスマホを販売しています。運営会社のプラスワン・マーケティング株式会社の目標はFREETELを世界一にすることで、日本のものづくりを再興させたいと考えているそうです。
参照元::http://www.ginkouin.com/inter/plusone/
国内のSIMフリースマホのマーケットシェアで1位
公式HPでは国内のSIMフリースマホのマーケットシェアで1位と公表しています。
その裏付けとも言えるのが、2016年7月にBCNが発表したランキング。そこではHUAWEIとASUSという中国の会社に次いで3位にランクインしています。確かに国内のメーカーでは1位のシェアを取っているようです。
参照元:https://www.bcnretail.com/market/detail/20160906_11814.html
国内のスマホメーカーFREETELの製品づくり
冒頭でもご紹介したように、FREETELは日本のものづくり精神を受け継いで、海外で認められる製品を世に送り出そうと国内メーカーとして創業されました。そのこだわりが最も現れているのが製品です。FREETELの製品と戦略をご紹介します。
日本を感じさせる名前がついたオリジナル製品
FREETELが製造する製品は全てFREETELが自社で企画した製品です。
FREETELの増田社長は次のように語っています。
FREETELは2012年に創業し、“Made by Japan”の高品質なSIMフリースマホを作るメーカーとして出発しました。
増田社長の発言からもわかるように、FREETELが大事にしているのは日本が世界に認められてきた日本製の強みそのものなのです。製品名には「侍(SAMURAI)」「刀(KATANA01)」「武蔵(MUSASHI)」といった日本を感じさせる名前がアルファベットでつけられています。
まさにMade by JAPANを目指す姿勢が製品名からも感じられます。
フルラインナップ戦略
FREETELが製造するスマートフォンやガラケーは現在、合計11種類です。しかも、その全てがSIMフリー端末です。なので、基本的にはどのSIMカードでも使うことができます。
これは、XPERIAのSONYやAQUOSフォンのSHARP、au携帯を63種類製造する京セラなど、大手国内メーカーと全く違います。
というのも、今までの国内メーカーは大手キャリアから製造委託を受けて、そのキャリアでしか使うことができない端末を製造してきました。例えば、auで契約した携帯はauでしか使えません。ユーザーにとって自由度の低い選択肢しかなかったと言えます。
さらに言うと、XPERIAやAQUOSフォンはドコモ、ソフトバンク、auの大手キャリアどこでもほぼ同じ端末を購入することができます。にもかかわらず、SIMロック解除をしないと違うキャリアでは使えないといった状況です。
FREETELの携帯が全てSIMフリーなのは、使いたいキャリアに乗り換えやすくするためです。つまり、ユーザーの選択肢を広げるためと言えるでしょう。
また、11種類のラインナップをそろえているのは、ユーザーごとに違うニーズに応えるためと言えます。ユーザーが好きな端末と好きなキャリアを組み合わせて使えるようにフルラインアップ戦略を取っているのです。
つまり、FREETELがとるフルラインナップ戦略はユーザーごとに違うニーズに応えるために異なる製品を揃える戦略のことです。
日本式ODMからグローバルで勝つためのJDMを目指す
FREETELの増田社長は日本のメーカーが世界で勝てなくなってしまった理由はODMにあると言及しています。
ODM(Original Design Manufacturing)とは図のように、製造委託先の工場やメーカーに企画、設計、開発、組立に到るまでを任せる方法です。それに対しOEM(original equipment manufacturing)とは、委託先の工場やメーカーに組立、製造のみを任せ、製造にかかるコスト削減を狙うものです。
一方FREETELが目指すJDM(Joint Design Manufacturer)は企画から設計、開発、組立、製造、サポートなどのサポート、販売までを自社で一貫して行う方法です。JDMでは、組立や製造は契約した工場でしますが、製造現場の責任者はFREETELの技術担当者がついています。組立や製造の細かな点まで自社のこだわりを反映させる狙いがあるのがわかります。
参照元:https://newspicks.com/news/1572356/body/
FREETELが国内メーカーとして際立った活躍をしているのは、Made by Japanを第一としたものづくりを実践しているからなのでしょう。
ユーザーに自由な選択肢を与えるためのフルラインナップ戦略や、オリジナリティが高く高品質な製造を実現するJDMを用いて、国内のSIMフリースマホでシェア1位を獲得できているのでしょう。
格安SIMとのシナジー
スマホの製造から販売まで行っているFREETELだからこそできる、格安SIMとしての強みもあります。例えば、端末の残債が残っていても新機種と交換できる「とりかえ~る」や人気機種が10,000円近く販売する「大幅値引き」などサービスを展開しています。
なお、2016年12月には人気機種を含めた5機種をオンライン上で5,000円~10,000円値下げするなど、さらに買い求めやすくなりました。
3つの料金プラン
FREETELは以下の3つの料金プランを用意しています。
- 使った分に応じて料金が変わる「使っただけ安心プラン」
- 毎月定額の「定額プラン」
- スマホとセットでお得な「スマートコミコミ」
「使った分だけ安心プラン」と「定額プラン」はSIMだけのプランです。なので別途スマホ端末が必要です。「スマートコミコミ」はスマホとSIMがセットになったプランです。
「使った分だけ安心プラン」
使用する通信量に応じて自動的に値段が上がっていく6段階の従量制プランとなっています。
最低料金の299円は業界最安値です。CMで佐々木希が言っている「299(ニクキュー)」もここからきています。
高速通信をほとんど使わないというライトユーザーの方であれば、業界最安値でスマホを持てます。
料金の詳細は次の通りです。
- データ専用:データ通信だけできるSIM
- データ専用+SMS:データ通信に加えて、電話番号を使ってメッセージを送るSMSができるSIM
- データ専用+SMS+音声:データ通信、SMS、通話の3つができるSIM
データ量 | データ専用 | データ専用 +SMS | データ専用 +SMS+音声 |
---|---|---|---|
~0.1GB | 299円 | 439円 | 999円 |
~1GB | 499円 | 639円 | 1,199円 |
~3GB | 900円 | 1,040円 | 1,600円 |
~5GB | 1,520円 | 1,660円 | 2,220円 |
~8GB | 2,140円 | 2,280円 | 2,840円 |
~10GB | 2,470円 | 2,610円 | 3,170円 |
~15GB | 3,680円 | 3,820円 | 4,380円 |
~20GB | 4,870円 | 5,010円 | 5,570円 |
例えば7GB利用した場合は2,140円と自動で計算して請求してくれます。
使った分だけの料金になるので、プランの選択や変更を気にすることなく使えます。ですので、料金プランを選ぶのに悩みたくない人にもおすすめと言えます。
ただし余ったデータ量は次の月には繰り越せないので注意が必要です。また、データチャージもできません。
なお、少しでもデータ量を超えると請求額が切り替わるので、以下の図のように5GBを少しでも超えた場合は、8GBの料金を支払う必要があります。余ったデータ量は翌月に繰り越せないので、ちょっともったいない気もしますね。
「定額プラン」
「定額プラン」は契約時にデータ上限量を決めるプランです。他の格安SIMでもよく目にする馴染みのあるプランです。
下でまとめた表の料金で高速通信を利用することができます。
データ量 | データ専用 | データ専用+SMS | データ専用+SMS+音声 |
---|---|---|---|
1GB | 499円 | 639円 | 1,199円 |
3GB | 900円 | 1,040円 | 1,600円 |
5GB | 1,520円 | 1,660円 | 2,220円 |
8GB | 2,140円 | 2,280円 | 2,840円 |
10GB | 2,470円 | 2,610円 | 3,170円 |
15GB | 3,680円 | 3,820円 | 4,380円 |
20GB | 4,870円 | 5,010円 | 5,570円 |
30GB | 6,980円 | 7,120円 | 7,680円 |
40GB | 9,400円 | 9,540円 | 10,100円 |
50GB | 11,800円 | 11,940円 | 12,500円 |
「定額プラン」では通信量の繰り越しも、データチャージもできます。
格安SIMブランドの中には1つの契約で複数枚のSIMを使えるものもあります。複数枚のSIMを使える場合、大容量の契約をして、家族でシェアしたり、複数のデバイスで利用したりできるのです。
しかしFREETELでは、1つの契約で複数枚のSIMを発行できません。なのでSIMの数だけ契約を結ばなければいけません。
それでも家族の中で月に1GBも高速通信を利用しない人がいれば、499円でスマホを利用できます。ですので、別々に契約してもお得になる可能性もあります。悩まれた際には、一度家族のメンバーそれぞれがどのくらいのデータ通信量を利用しているか試算してみましょう。
「使った分だけ安心プラン」と「定額プラン」の違いは?
料金表を見て「使った分だけ安心プラン」と「定額プラン」は何が違うの?と思った方もいると思います。
1GB~20GBまでは料金は完全に一緒です。主な違いは以下になります。
使っただけ安心プラン | 定額プラン | |
---|---|---|
最少データ量 | ~0.1GB | 1GB |
最大データ量 | 20GB | 50GB |
通信量の繰り越し | できない | できる |
データチャージ | できない | できる |
20GBまでの料金は同じなので、使った分に応じて利用料金に「使っただけ安心プラン」にして良いと思います。ただし、「データ通信の使い過ぎが心配な人」や「20GB以上使いたい人」は定額プランを選びましょう。
スマホとセット「スマートコミコミ」
FREETELを最大限お得に使いたいなら、「スマホ本体」「データ通信料」「5分かけ放題」をセットにしている「スマートコミコミ」がおススメです。
仮に端末「Priori 3 LTE」を音声付きのSIMで「使った分だけ安心プラン」「5分かけ放題」で2GBを使う場合、毎月の請求額は以下のようになります。
- 本体価格(24回払い):533円
- 使った分だけ安心プラン2GB:1,600円
- 5分かけ放題:840円
- 合計:2,973円/月
しかしスマートコミコミであれば、「スマホ本体」「データ通信料」「5分かけ放題」がセットになっても、1年目は月額1,590円です。ほぼ半額ですね。
2年目からは、値上がりして月額2,790円になります。しかし、次に紹介する「とりかえ〜る」を使わなかった場合、3年目からは月額2,280円になります。
新しいスマホと取り替えられる「とりかえ~る」
スマートコミコミには、「とりかえ~る」というサービスもついてきます。
この「とりかえ~る」というサービスを使えば、残債を気にすることなく新機種に変更することができます。
新機種でも半年間利用すれば何度でも交換してくれます。さらに機種変更後1年以上利用すれば、画面が割れたりへこみができても、残債を払わずに最新モデルに交換してくれます。
ちなみに楽天モバイルが「割れスマホ」について調査した結果、3人に1人が液晶の画面を割った経験があるというデータがでました。ですので、多くのスマホユーザーにとってはかなりうれしいサービスと言えるでしょう。
参考:3人に1人は「割れスマホ」経験あり――楽天モバイルの調査から(ITmedia Mobile)
通話料とかけ放題
FREETELは通信料だけでなく、通話料金もお得です。通常、大手のキャリアから格安SIMに替えると通話料は高くなるケースが多いです。
しかし、FREETELなら使い方によっては大手のキャリア並みに料金を抑えることが可能です。通常の通話料は20円/30秒と一般的な格安SIMと同等の料金ですが、通話料を抑えてくれる4つのプランを紹介していきます。
かけ放題を申し込みして、専用のアプリの「FREETELでんわ」を使って電話すると割引を受けられます。「FREETELでんわ」はスマホの電話帳をそのまま読み込んでくれるので、ストレスなく使い始めることができます。
また、IP電話と違い国内の電話回線を使っているので通常の携帯電話と同じ通話品質で使えるのも大きな魅力です。IP電話を使ったことがある人ならわかると思いますが、IP電話ではこちらが発した声が相手に届くのに1秒ほどかかることもあります。また、IP電話では自分の電話番号が相手に表示されません。それに対して、「FREETELでんわ」は自分の電話番号が相手に表示されるので、普通の電話と同じように使うことができます。
たっぷり半額通話:月額無料
「たっぷり半額通話」は通話料が半額の10円/30秒になるコースです。月額無料なので、いつも通話をしないという人でもいざという時のために申し込みをしておいても良いでしょう。
1分間かけ放題:月額399円
「1分間かけ放題」は月額399円で、最初の1分間が無料となるコースです。
なお、1分を過ぎた後の通話量も10円/30秒と通常料金の半額になります。普段、数十秒で要件だけを伝える電話が多いという人にはおススメのプランです。
5分間かけ放題:月額840円
「5分間かけ放題」は月額840円で、最初の5分間まで無料となるプランです。
こちらも同じく5分を超えた時間の通話料が10円/30秒なのでお得です。1分では短いという人はぜひこちらを活用してみましょう。
ちなみに総務省が発表している平均的な通話時間はここ数年3分台となっているので、大抵の方がこのプランで通話料を840円に抑えることが可能ともいえます。
仮に毎日5分間電話する場合、一般的な20円/30秒の料金だと200円(1日)×30日なので月に6,000円になりますが、「5分間かけ放題」だと月840円なので、5,160円(6,000円-840円)もお得になります。なお5分を超えた通話についても10円/30秒になるので、電話をよくする人には嬉しいサービスです。。
10分間かけ放題:月額500円(スマートコミコミ限定)
意外と知られていませんが、スマートコミコミを契約している人は、月額500円を払えば10分間かけ放題に申し込みをすることができます。「5分以上の通話をよくする」という人には嬉しいサービスですね。
サクサク使える「FREETEL」の通信速度
格安SIMを選ぶ際には値段だけでなく通信速度も気になると思います。いくら安くても通信速度が遅くて、Webサイトを見ていてもサイトがブツブツ切れるようであれば使い物になりません。
しかし、FREETELは、速度が出づらいと言われている「都内の平日の昼12時代」でも「5Mbps強」の速度が出ると公言しています。同じ条件でdocomoがほぼ6Mbpsという結果なので、ほとんど大手キャリアと遜色ない速度です。
低速通信で利用できる節約モード
FREETELは、高速通信データ量の節約モードも用意しています。節約モードにすると、低速通信(200kbps)に切り替わります。
低速通信時は高速通信データ量が消費されません。自由に低速通信に切り替えることができるので、通信量を抑えたい人は利用してみるのもいいでしょう。
しかし節約モードでは、動画の閲覧や、アプリのダウンロードとなると難しいです。普段、ニュースの閲覧やメールなどしか利用しないという人は、そこまで問題なく利用できます。
カウントフリーで使えるSNSアプリ
FREETELではLINEをカウントフリーで使えます。カウントフリーというのはアプリを高速通信で利用しても、データ通信量に加算されないことをいいます。ですので、通信量を気にすることなくLINEを使えます。
さらに、月額3GB以上の定額プランをご利用の人は、FacebookやtwitterやInstagramといったSNSアプリもカウントフリーで使えます。つまり、1,000円以下で主要なSNSが利用できちゃうのです。
これなら動画の見すぎなどで残りの通信料がわずかな時でもストレスなく友達や家族と連絡をとることができます。
その他の特徴
その他にもFREETELにはいろいろな特徴があります。
大手キャリアと違い「2年縛り」がない!
大手キャリアなどでは通常2年といった最低利用期間と解約金が設定されています。
しかも2年を過ぎてから解約しても解約金が発生する場合があります。契約更新月のひと月の間に解約をしなければ、また2年契約が自動的に始まり解約金が発生するのです。
このルールに苦しめられた人や納得のいかない人はけっこういるのではないでしょうか?
それに対して、FREETELは最低利用期間がないため解約金がかかりません。一般的に、ほとんどの格安ISMは解約の縛りが大手キャリアよりも緩いです。しかし、最低利用期間「6カ月~12カ月」、解約金「8,000円~9,800円」の所が多いです。なのでFREETELは他の格安SIMと比べても解約条件がかなり良心的と言えます。
スマホ買取サービス
FREETEL買取サービスはあなたが持っているスマホを買取してくれるサービスです。FREETELを契約していなくても利用可能です。使っていないスマホの買取を複数台でも箱に入れて送るだけで査定してくれます。送料もFREETELが負担してくれるので嬉しいサービスですね。
ただしFREETELに問い合わせたところ、査定金額に満足できず返送してもらった場合、送料は自分で負担しなければならないそうです。また、水没や破損などが原因で使えない携帯電話は買取してもらえません。また、査定金額を聞いてから3日以内に返答しないとキャンセル扱いとなります。その場合も返送料はあなたの負担になるのが難点ですね。
https://www.freetel.jp/service/kaitori/
「FREETEL SIM for iPhone」アプリのダウンロードがカウントフリー
iPhoneに対応している格安SIMは多くありますが、その中でも「FREETEL SIM for iPhone」は家や周りにWi-fi環境がないという方に特にオススメです。特徴はAppStoreからのアプリのダウンロードを高速通信のデータ量を消費しないカウントフリーで行えるということ。
今まではWi-fiが繋がっている場所を探してダウンロードをしていたという方も、このSIMに替えれば場所を気にせずダウンロードすることができます。ただし、Wi-Fi環境がある人はiPhoneをWi-Fiに繋いでアプリをダウンロードすれば、高速通信のデータ量は減らないので、そこまで便利とは感じないと思います。
とはいえ、iPhone専用SIMなので、iPhone7などの新型iPhoneにも早い段階で動作確認が行われます。他の格安SIMは新型のiPhoneでの動作確認まで時間がかかりますので、「新型iPhoneでもちゃんと動く格安SIMが欲しい」という人にとってはありがたい存在かもしれません。
実店舗で即日開通することができる「FREETELコーナー」
FREETELは自宅でも、ネットから簡単に申し込みができます。さらに、全国の100の大型家電量販店と35の携帯ショップには専用のFREETELコーナーも用意しています。
新規の契約やMNPであっても即日受け取ることができ、スタッフの詳しい説明を聞くこともできます。実際に触って使い心地を試すこともできます。
格安SIMが初めてで不安がある方などにはありがたいですね。
「FREETEL」の注意点
さまざまな特徴を持っているFREETELですが、注意をした方がいい点もあります。この注意点を知らないと「事前に知っておけばよかった」と後悔をするかもしれません。
なので、以下の3点は覚えておいてください。
「使っただけ安心プラン」はデータの追加購入と繰り越しができない
使った分に応じて料金が変わる「使っただけ安心プラン」ですが、欠点があります。それは、データチャージができないことです。
なので、20GBまで高速通信を使った場合、「あと1GB使いたい」と思っても、高速通信のデータ量の追加購入ができないのです。そのため20GBまで高速通信を使った場合は、速度制限を受けた状態で次の月まで過ごす必要があります。
さらに、データの繰り越しができないので、データ量が余っていても翌月にデータ量を繰り越しすることができません。
定額プランから「使っただけ安心プラン」に変更できない
「使っただけ安心プラン」から「毎月○GBまで高速通信ができます」という定額のプランへ変更することはできます。
ただし、一度定額プランへ変更をすると「使っただけ安心プラン」へ戻すことができなくなります。
SIMを複数枚発行することができない
上でもお伝えしましたが、他の格安SIMでは1つの契約でもSIMを複数枚発行することができます。
しかし、FREETELではSIMを複数枚発行することができません。そのため、大容量のデータプランを契約して、複数枚のSIMでデータ量を
分け合うという使い方ができません。
プランによってカウントフリーの対象が変わる
上でも紹介しましたが、FREETELには特定のSNSを使っても高速通信のデータ量が消費されない「カウントフリー」という機能が付いています。
しかし、カウントフリーの対象となるSNSがプランによって異なります。「カウントフリーと思っていたSNSが自分のプランではカウントフリーではなかった」ということにならないように以下の表を確認してください。
画像
「使った分だけ安心プラン」では、3GB以上使ってもTwitterやFacebookがカウントフリーの対象にならないのが、惜しいですね。
MNP転出で解約をする際は手数料が発生する
電話番号をそのままに他のキャリアに乗り換えるMNP転出。
FREETELは「解約」の時には解約金もかからず、マイページからスムーズに解約できますが、「MNP転出」の際には注意が必要です。
MNP予約番号発行手数料として下記のように利用期間に応じた金額が請求されます。なお、
MNP予約番号発行手数料となっていますが、MNP予約番号を発行しても実際にMNPをしなかった場合は、
手数料は発生しません。
利用期間 | 解約金 | 利用期間 | 解約金 |
---|---|---|---|
1カ月目 | 15,000円 | 7カ月目 | 9,000円 |
2カ月目 | 14,000円 | 8カ月目 | 8,000円 |
3カ月目 | 13,000円 | 9カ月目 | 7,000円 |
4カ月目 | 12,000円 | 10カ月目 | 6,000円 |
5カ月目 | 11,000円 | 11カ月目 | 5,000円 |
6カ月目 | 10,000円 | 12カ月目 | 4,000円 |
13カ月目以降 | 2,000円 |
https://www.freetel.jp/buy_guide/mnp2/
おまけ:佐々木希さんのかわいいCM動画集
記事の最初にお伝えしたように、FREETELは佐々木希さんのCM動画がかわいいです。ここでは、まとめてご紹介します。
「スマホ利用料金 ニクキュー時代へ」 15秒Ver
「スマホ利用料金 ニクキュー時代へ」 30秒Ver
「REI 麗」 15秒Ver
「REI 麗」 30秒Ver
まとめ:縛られたスマホ生活からの解放
現在のモバイル業界はいろいろな制限に縛られています。
- 契約しているデータ量以上に通信をすると速度が遅くなる「速度制限」
- データ通信を使っても使わなくても請求額が変わらない「料金プラン」
- 2年間以内に解約すると違約金が発生する「2年縛り」
そんな中、FREETELにはこんな制限まみれのモバイル業界を変えようとする姿勢が感じられます。
- 高速通信の利用分だけ支払えば良い「使った分だけ安心プラン」
- MNP以外はいつ解約しても違約金が発生しない「契約形態」
- 半年ごとに最新の機種に変えられる「とりかえ~る」
- データ量を気にせずにLINEやFacebookやInstagramなどのSNSを使える「カウントフリー」
FREETELには制限が多いスマホ生活に自由をもたらしてくれる格安SIMとして今後も期待していきたいです。
※記事中内の一部画像はFREETEL公式サイトから許可を得て引用しています。