次々と降りかかる、息子の健康トラブル。
中耳炎が快方に向かってきたのですが、その後蕁麻疹となかなか完全復活とはいかない中、朝起きてみると息子の白目が少し変。
良く見てみると、
「息子の右目の白目部分が赤くなっている!」
米粒より少し大きいくらいの充血というよりは出血があり、
どこかにぶつけたのかはたまた引っ掻いたのか分かりませんが、
赤くなっています。
この時の息子の状況は、
・発熱なし
・目ヤニなし
・痒そうなそぶりなし
という所でした。
近所の眼科での診断に疑問★セカンドオピニオンへ
近所の眼科に連れて行ったところ、
「アレルギー性の結膜炎です」
と言われました。
目ヤニもないし、痒そうなそぶりも全くないのに結膜炎??しかもアレルギー性?? 結膜炎なら出血ではなく充血だけど、充血した時に現れる血管の走行もみえない。本当?
自分も妻も医療職のバックグラウンドがあるせいか、病院での診察時の医師・看護師さん対応等はすごく気にしてみてしまっているのですが、この時の眼科のお医者さんの対応と説明内容のいい加減さにあまりにも不審な点が多かったので、セカンドオピニオンとして翌日違う眼科に連れて行くことにしました。
2件目の眼科での診断は、
「網膜下出血」
これは大人でもなることがあり、くしゃみなどのちょっとした衝撃でも目の毛細血管が切れて内出血のようになるもので、時間が経てば自然と吸収され治ります。
網膜下出血の原因は?
- くしゃみ・せき
- 過飲酒
- 月経
- 水中メガネの絞め過ぎ
上記のような原因がよく挙げられますが、多くは原因不明で思い当たるものが無くても発症することがあります。
眠いときとか目をゴシゴシ擦ってる事があるから、もしかしたら少し触ってしまったんだろうか。くしゃみもよくしてるし。
ひとまずアレルギー性の結膜炎では無さそうで安心しました。
※外傷がある場合やウイルス性結膜炎に伴うものもあるそうなので、一度眼科で診てもらったほうが良いでしょう。また、出血を繰り返す場合も、他の病気に伴った症状の可能性も考えられるので、安易に「あ、ほっとけば治るのね」と素人判断はしないようにしてください。
網膜下出血の症状は?
- 出血(米粒大の物から眼球全体を覆うほどの大きさまで様々)
- 痛みはなし
- 痒みも無し
- 目ヤニなし
- 視力の低下や視野狭窄も無し
- 異物感がある場合がある(血腫を作ることがある)
基本的には、特に治療をする必要が無く、軽度のもので1~2週間で眼球に吸収されて完治しますが、出血の程度が大きいものでは2~3ヶ月かかる場合もあります。
眼球に真っ赤な出血があるのでびっくりしますが、見た目の印象程深刻な症状は無いです。
先ほどの、息子(ロク)の写真は、出血の確認後既に3,4日経っており、赤みの引いた状態なのですが、発見初日は結構びっくりするくらいの鮮明な赤い色をしていました。
結果、息子の右目は1週間ほどで出血は全く分からないほどきれいな白目に戻りました。
親目線での症状の観察は大切
症状の診断を、元医療職とはいえ専門家でない僕たち素人夫婦が判断をするのはやはりよろしくありません。
しかし、今回に関しては親として「痒そうなそぶりは全くないこと」「目ヤニが一度も出ていないこと」などを見ていたので、本当にアレルギー性結膜炎なのかどうかという疑念がわき、セカンドオピニオンに頼ることにしました。
1件目の眼科では、アレルギー症状を抑える点眼薬を処方されていましたが、あまりにも診察のいい加減さと診断の不審さから、妻は2件目の眼科の意見を聞くまで「目薬は使わない」と決めていました。
そのおかげで、息子はRSウイルスから長らく続いている風邪症状を抑える飲み薬も服用していましたが、不要な抗アレルギーのクスリを使うことなく済みました。
目の症状は眼科のお医者さんが専門ですので、安易な素人判断でのお薬の中断は好ましくはありませんが、どうしても納得いかない時に即座にセカンドオピニオンで別のお医者さんの意見を訊くというのは大事だなと考えさせられました。
2件目の眼科で
「1件目の眼科ではアレルギー性結膜炎と言われたんです」
と言ったら「これのどこをどう見ればアレルギー性結膜炎なの?」と、とても怪訝な顔をしていたお医者さん。
もうあの最初に行った眼科には二度と行かないと決めた我が家でした。
<健康に関する過去記事はこちら>
〇RSウィルスから二次感染!中耳炎を併発してしまった場合の症状と対処法
〇妊娠中・授乳中のクスリの使用に関する不安を解消!RAD-ARの小冊子がすごくわかりやすい
〇おたふくかぜの合併症「ムンプス難聴」の家庭でできる簡単なチェック方法
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タミフルドライシロップ3%の1歳未満の新生児・乳児への投与に関する用法用量の公知申請を行ったとのニュース。親としては治療の選択肢が増えるのは良いこと。
— ロクパパ (@ekakipapa) 2016年12月19日