2016年を代表するドラマとなった「逃げ恥」と「真田丸」

主演を務める新垣結衣の可愛さや番組の細部に仕掛けられた小ネタ、そして現在ネットシーンでもブームを巻き起こしている“恋ダンス”など、社会現象へと加速している「逃げ恥」。星野源による主題歌「恋」をバックに踊る恋ダンスは、ドラマ出演陣をはじめTV各局アナウンサー、そして一般のファンから逃げ恥の魅力にハマってしまった著名人まで多くの人間を虜にしている。

NHK大河ドラマ「真田丸」(総合日曜よる8時)は18日(2016年12月)に最終回が放送され、全50話の期間平均視聴率は16・6%と最近にないヒットとなった。16%を超えたのは11年の「江・姫たちの戦国」以来5年ぶりだ。

そんな2つのドラマが最終回でコラボレーション!?

18日で終わったNHK大河ドラマ「真田丸」と20日に最終回を迎えるTBS系「逃げるは恥だが役に立つ」の不思議な因縁に“ロス”に悩むファン等が盛り上がっている。

「真田丸」最終回では…

田丸の最終回では、真田信繁(堺雅人)が徳川家康(内野聖陽)を追い詰めた。陣から逃げ出した家康。さらに「逃げ恥」にも出演する星野源演ずる徳川秀忠も、豊臣側に攻め込まれると戦わずに逃げ出した。

逃げているうちに豊臣側のミスで戦況の潮目が変わった。いったんは負けも覚悟した徳川方が息を吹き返す。ネット上では「逃げるは恥だが役に立つ」で盛り上がった。

「逃げ恥」で、主人公・みくりの夫を演じる星野源さんは、「真田丸」では徳川秀忠を好演。
豊臣方に攻め込まれ、こちらでも逃げております!

とりあえず親子二代に渡って逃げ恥を体現してくれた徳川さん(with盛親さん)でした #真田丸 pic.twitter.com/8Xq4oZJXlV

そして「逃げ恥」最終回では!!

2人の「共同経営者会議」でパロディが登場。家庭を“303カンパニー”と題し、真田家の家紋の六文銭を背景にナレーションが入る「真田丸」風のオープニング映像で、2人はテーブルに向かい合い“CEO会議”。家事の分担を陣地を増やしていくことに例えて、勢力図のCG映像も描かれた。

まさかのコラボに、Twitterでも反響の嵐!

逃げ恥見てますけど
ちょっ真田丸www
#逃げ恥

逃げ恥の真田丸パロディ最高!!

ろ!六文銭!!真田丸!!!
やられた、なんて憎い演出…

#逃げ恥

逃げ恥の真田丸がツボすぎてw

真田丸最終回
→秀忠が逃げ恥実践

逃げ恥最終回
→真田丸パロ祭り

どうなってんだおい pic.twitter.com/bFoAvB5blY

ぽこすけさんのツイート: “こちらが真田丸最終回あらすじと逃げ恥最終回のあらすじとなります #真田丸 #逃げ恥 pic.twitter.com/a1ApdY6PV5tmblr.co/ZK2mtt2G66iqq

新たなテレビドラマの形!?

テレビが衰退の一途とも言われている昨今ですが、「逃げ恥」は第9話のビデオレコーダーでの再生数(放送から7日間)をカウントした総合視聴率が30%という大ヒット!
真田丸も関東地区平均視聴率16.6%と過去5年の大河ドラマで最高の試聴率を記録しました。

インターネットやビデオレコーダーの普及とともに、リアルタイムで見ることに価値が無くなっていますが、それでもこれだけ多くの人がこの2作品をリアルタイム(あるいは録画で近日中)に観ている背景には、SNS、特にTwitterの存在が大きいと思われます。

ドラマを見ながら、Twitterでその瞬間瞬間の感動を共有するという、新次元の消費スタイルが生まれているのではないでしょうか。

そして、そのスタイルを確立して行くかのように構成されていた「逃げ恥」と「真田丸」。

そのヒット作同士でも高度なネタの共有がなされていたとすれば、これほどまでに人気を得るのも納得です。

逃げ恥の真田丸パロはアツい。TBSのひとSNS理解しすぎだし、実行力ありすぎ。

真田丸とか逃げ恥とか、今年はドラマの当たり年だったのかな。

ラストの夫婦にはいろんな分岐点があり、いろんな道があるのを、フレンドパークのパロで表現したアイディアに感動してしまった。逃げ恥は、パロディがストーリーのポイントを的確に描写してて、安易なパロじゃないのが地味にスゴイ(あっ)と思う #逃げ恥

最終回
真田丸は逃げ恥
逃げ恥は真田丸