ぐだぐだと書いています。
僕にシェアハウス教えてくれた人はカルトのようなグループをつくっていました。
そこに僕はいました。
彼は今はどうしているかはわかりません。
元々は彼とはmixiの渋谷コミュニティで知り合った人です。
当時、私は渋谷に住んでいて、渋谷で気軽に遊べる人が欲しいなと思ってmixiの渋谷コミュニティから交流していました。
このときにボッスンという男と知り合ったのです。
渋谷の喫茶店グローバルカフェキーフェルで会いました。
金髪、歯がぬけて、紫のワイシャツ、ゴールドのネックレスの体格が良い男性がいました。
最初は少し驚きましたが、すぐに打ち解けて、それから何度か会って遊びました。
ダーツやビリヤードから、彼の住まいまで案内してもらいました。
そこでは住み込みの人達がいました。
男性は三人、女性は四人から五人。
そのうちに彼の仕事に関わることになります。
僕は僕で当時は自分で仕事していたのですが、競争相手が増えて、価格が下がっていくなかで嫌気がしていました。
ってか半ばあきらめて働いていたかどうかも覚えていません。
僕のこの仕事のノウハウをボッスンに教えることになります。
というよりは最初は一緒にやろう、商品は用意するからということでしたが、結局のところ全て僕が用意して、僕が営業して、僕が最初から最後までやって、何故か全額を彼にあげていました。
今ならおかしいと気づきますが、当時はわかりませんでした。
洗脳の一種のように何も疑問に思いませんでした。
彼は僕に今の住まいは解約して一緒に暮らさないか、一緒に仲良くやろうや、と提案してきました。
僕は何故かその提案に乗ってしまいました。
僕は彼の運営するシェアハウスを転々としたり、事業所のオフィスで寝過ごす毎日でした。
シェアハウスを転々とした理由は彼はおかしくて、いきなりシェアハウスの入居者を起こしてベッド含めてすべての荷物と人を車に入れて他の物件に移動していたのです。
想像してみてください。
いきなり深夜に寝ているときに起こされて、全ての荷物(家電、ベッド含む)人が車の中に入れられて、強制的に移動させられているのです。
当然、入居者たちはキレます。
私は「なぜこんないきなりするの?前もって言って移動すれば良くない?」と言いましたが、彼は「いきなりするから従うしかなくなるわけだよ。」と答えました。
後ほど知ると、共同でやっていたシェアハウス、お金だけ出してもらっていたシェアハウスから、自分だけのシェアハウスにうつしていたのです。
共同でやっていた人からしたら、いきなりもぬけの空で、驚いたことでしょう。
実際にいくつかの組織から追い込みがありました。
この共同でやっていたという事実はボッスンとせいぜい彼の奥さんしか知らなかったはずです。
ただ追い込みをかけている組織はそんな事情は知らず、我々は全員ひとつのグループとしてみなしているので、さらって監禁したり色々ありました。
私は身の潔白を証明するためにその組織への商品も仕事も全て私がやっていたのに、なぜここまで言われないといけないのだ、そっちは何かしたのか、何もしていないで私から多少の利益を得たはずだ、と少し論点をずらして攻めたところ上の人は信じたようで僕だけは何もありませんでした。
まぁ、逆切れですかね。
あと僕らの強味は住所不明、身元不明な点です。
捕まえるのは困難なわけです。
それに車で転々と移動します。
逃げる人が強いというわけですね。
ちなみにボッスンは結局、東京では敵を増やし過ぎていれなくなったので関西に逃げていました。
ボッスンの仕事はシェアハウス運営とスカウトと風俗業とデリヘル運転手とベビーシッター派遣と何かの運びでした。
風俗業は実際はやっていませんでした。
なんていうか、彼は自分を大物に見せるのがうまく、そんな彼に憧れて、一緒に共同生活を始める若者がいるのです。
勉強、修行みたいな感覚なのです。
ある筋骨たくましい19歳の青年は「今はお金もらっていなくても貴重な体験して修行している」と言い、一日ゼロ円で寝る間もなく、シャワーも数日に一度しか浴びれず、ボスと一緒のときに食事をご馳走してもらうしかありませでした。
他のやつらもです。
この中でまともなやつだとトルコ人の男性がベビーシッターとして一日500円だけもらっていました。
一日中、働いて500円です。
僕はあまりにも気の毒だったので、「あいつらにもう少し金あげたらどうだ。あと臭くてたまらんぞ。シャワーは毎日浴びさせたら?」と言い、シャワーは同意してもらいました。
ボス「確かにあいつらくさいよな」と。・。。。
お金に関してはゼロ円からトルコ人と同じく一日500円に昇給アップしていました。
この時代で日本人なのに関わらずです。
基本的に彼らが寝れるのは車の中で数時間だけです。
スカウト事業は儲かっていました。
いわゆる普通のところではないので、女性は五人くらいです。
当時、シェアハウスのドミトリーでは都内で最も多くの人数を囲っていたかもしれません。
その中から風俗や無償で働く人を取り入れていくのです。
それを見分ける目と取り込み方がうまかったです。
不思議な魅力があり、容姿は普通、デブ、それでも女性にも異性としてモテていました。
風俗に行かせた女性たちは毎日出勤させられていました。
生理であっても高熱であっても。
その代わりバックとして25%もらっていました。
女性の管理はできるわけです、何故なら住まいも確保して、しかもドミトリーから自分たちと一緒に住ませることで目の前で管理できるのです。
その上、最も恐ろしいのはその女性たちが得た給料を全部もらっていました。
もう一度言いますが、スカウトバックとして店から25%と、女性が店からもらっていた給料の全額をもらっていたのです。
女性の容姿は普通です。
悪くはありません。
その上、若いです。
最高年齢でも23歳くらいです。
毎日、この年齢の普通の容姿の女性が出勤していれば、いやでもそこそこの金額は稼ぎます。
それが五人分、全て給料をもらって本人には渡していなかったのです。
何か欲しいものがあればプレゼント?というので渡していました。
女性たちは何も疑問に思わずにしたがっていました。
そこに暴力はありませんでした。
彼の不思議な説得力の能力のおかげです。
あと女性たちは女性たちで上と下があったようです。
僕が寝ているときに大きな物音がしたら、一人の女性は全裸で正座して他の二名の女性につめられていました。
「根性焼き、蹴り、拳、どれか選べ」と他の女の子に言われていました。
正座していた子は泣いていました。
僕は最初、寝ぼけていたのといきなりだったので驚きました。
大きな物音は水槽が何故か割れていました。
当たり前ですが止めようとしました。
つめていた女性は「きよちゃんは関係ないから!だいじょうぶだから!そこで寝ていて」と言ってきましたが、その場は止めて、小腹すいたのでコンビニに行くついでにボスに電話して辞めさせるように言いました。
ボスってのはニックネームであって、実際は兄貴みたいな。
コンビニから戻っていたら、鼻血を出して全裸の女がいました。
あのあと殴られていたようです。
この女には、こういう特殊な環境で自分を唯一守ってくれる僕に対して、本能的に身を守るためか、僕に惚れるようになりました。
僕といれば守ってもらえるからです。
この女はどこか人をむかつかせるところがあって、他の男からも守ってもらえず、殴られたこともありました。
どういうところがムカつかせるというと、たとえば僕とある男が寝ているときに、我々を起こそうとして、普通なら声かけると思うんです、でも彼女はいきなり椅子から飛んで我々のお腹に、どん!と足を乗せるのです。
痛いし、起こし方おかしいし、水かけられたときもありました。
男や人から殴らせるようなものを無意識に誘うところがありましたね。
この娘は最後は神戸のマンションで風俗やるところに連れていかれました。
ボスはこいつに嫌気していました。
この娘はすぐに本番を隠れてやるのです。
で、頭おかしいのは、別にお金をもらうことなく、本番をやらせるのです。
それで妊娠するのです。おろす金はないのでボスが払うのです。それが二回くらいありました。
ちなみにそのおろした話は実はけっこうえぐいのがあるのですが、さすがにここで書くとかなりの女性が反応しそうなのでやめときます。
僕は関係していません。
軟禁で、寝るのも生活もその部屋で、客を取るのもその部屋です。
外出の時は監視する男が付き添いです、でもある日隙をついて外に男と一緒に出たときにコンビニに行ったふりで、逃げたそうです。
そこからどうなったかわかりません。
男性従業員は一日五百円をたまにあげる、女性は無報酬かたまにプレゼント。
そして都内で最も多くのドミトリーを運営。
女性同士でリンチ。
そこは搾取の図があります。
もはや何かのカルトです。
彼は宗教は信じていませんでしたが、カルト団体の教祖の才能があるのではないかと思いました。
マジな話すると高額な起業セミナーのような団体をつくると彼はイケそうな気がします。
僕は僕で他に収入源があったので良かったです。
僕は後から入ってきましたが弟分という立場でした。
そのカルトグループの中では最も偉いのがボスで、次がボスの奥さん。
そして僕かな?
僕だけ特異な位置にいたので偉いというのとは少し違うかもしれません。
奥さんは他の人たちには怒鳴りつけてばかりいましたが、僕には何もありませんでした。
あと何故か僕のことをゲイだと勘違いしていました。
僕が裸のボディビルダーや裸の男の動画ばかり流して仕事していたからか、ボスとの男同士の付き合いを重要視していたからか、わかりません。
ボスは普通に奥さんのことを殴っていたそうです。
そうです、というのは僕の前だけではやっていないからです。
他の人の前では車で道に迷っただけでいきなり運転している彼女の頬に右ストレートしていました。
僕はそういうの嫌いってか普通に目の前でしていたら止めるタイプなのでやらなかったのかもしれません。
ある日、足が片足だけ二倍以上にふくらんでいた彼女がいました。
僕らは「やべぇな。あれ折れてるんじゃない?」と言っていました。
ボスは体格良いので喧嘩は強い方でした。
最も強そうなのは19歳のやたらと筋骨たくましい青年でしたが、彼はちょっと不良きどってるわりにはビビりでした。
刃物とか出されたら怯えてしまいます。
僕と彼が素手で喧嘩したら一瞬で僕が負けると思いますが、こういうトラブルごとだと僕のがずっと前に出てやっていた、貢献したと思います。
運びは何を運んでいたかわかりません。
中身は見るな、聞くなが条件です。
僕はやっていませんし、どうでもよかったです。
デリヘルの運転手として派遣された我々のグループ、共同体の男が中途半端にモテるわりには女扱うのは下手で、複数の女と運転手という立場で性的関係になり、女にはバレて、キレて、デリヘルをやめるやつが何人も現れた事件がありました。
デリヘルの運転手と女は車の中にいることが多くて、次の客が近いなら事務所に戻らないで待機も車だったりすることもあったので自然と仲良くなります。
結局、恋愛は会う人としかできないのでデリヘルの女も身近にそこそこイケメンな若い男がいたらやっちゃうわけですね。
で、この運転手が詫びとして何かの運びをやらされていました。
彼だけは24時間監禁である組織に行くことになりました。
数週間はそれで、一切外に出ることはできず、食事は他の人が買ってきて、わたすのみです。
シェアハウスは色々トラブルありました。
人が中で死んだこともありました、薬やりすぎて。
男に、ふられて、7階くらいから飛び降りた事件もありました。
でも生きてましたね。
飛び降りた女は風で相手の男はホスト。
ホストってだけで、よく自分を本命と勘違いしてるなぁと思いました。
ちなみにそのホストは我々のグループです、そして年齢偽って働いているので実は17歳でした。
キレイな顔をしていました、女性みたいな。
その女が飛び降りて、ホストは重い女は無理だわと関西に逃げました。
そのカルトグループの人の出入りは激しく、やめる、とかそういうのではなく、そもそも会社に入った感覚ではないのでやめる以前に飛ぶしかないわけです。
みんな飛んでいきます。
一緒に生活していたのに、ずっと一緒だったのにいなくなるのはさびしかったです。
何故か個人的な連絡先は聞いていませんでした。
いつもいるから聞こうとすら思わなかったのかもしれません。
僕は毎日のように起きるトラブルと不規則な生活に疲れて、時がたつにつれて、ここにいると消耗する、利用されるという想いが強くなっていました。
利用は例えば携帯名義とかそういうのもですね。
僕は断りましたけどね。
僕は急遽、知り合って間もない人のワンルームに逃げて、距離を取りました。
飛んだわけではないので連絡は取りましたが、距離を置きました。
最後にそのボスは関西に逃げて、喉の病気になり、弱って、部下の口座に税金ごまかすためにお金いれていたのですが、盗まれて、税務署から請求され、路上で人をぶん殴り、刑務所に入っていました。
刑務所から出たあとに電話があって、聞いたことです。
その後は生活保護申請したそうです。
一時期は物凄い勢いあっても不幸がかさなり、こうなりました。
部下に金持って逃げられたのははっきりいうとこれまで全くお金払っていないから別に当然の報酬かなと思いました。
刑務所は意外でした。
彼は細心の注意をする男であり、堂々としていたからです。
つまらないことで殴り合いになり、逮捕されるなんてポカしてしまうとは。。
執行猶予中ということもあり、一発でした。
当時は嫌気がしましたが、たまに思うのです。
あの頃のカルトグループが懐かしいと。
たまたまそこで上位にいたからかもしれませんが、あれはあれでなかなか体験できない貴重なものでした。