イスラエル首相「トランプ政権は好機」
イスラエルのネタニヤフ首相は、来月アメリカでトランプ次期大統領が就任することについて、「新たなアイデアを追求する機会となる」と述べ、パレスチナ側との和平に向けた新たな提案を準備していることを示唆しました。
イスラエルのネタニヤフ首相は20日、エルサレムで年末恒例の外国メディアとの記者会見に臨みました。このなかでネタニヤフ首相は、アメリカでトランプ次期大統領が来月、就任することについて「すばらしいことだ。新たなアイデアを追求するための機会であり、トランプ氏がホワイトハウスにいる間にそのアイデアを提案し、ともに紛争を解決に導けるか、考えるつもりだ」と述べ、パレスチナ側との和平をめぐりアメリカに新たな提案を行う準備をしていることを示唆しました。
トランプ次期大統領は、帰属をめぐる争いから国際社会がイスラエルの首都とは認めていないエルサレムにアメリカ大使館を移転すると公言しているほか、新たにイスラエルに駐在させる大使に、国際法違反にあたる占領地への入植政策を支持する人物を指名すると発表するなど、オバマ政権と比べて一層イスラエル寄りの立場をとるものと見られています。
ネタニヤフ首相は近くアメリカを訪問してトランプ次期大統領と会談する方針で、イスラエルやアメリカのメディアは、トランプ政権の発足で中東和平の在り方が大きく変わる可能性があると指摘しています。
トランプ次期大統領は、帰属をめぐる争いから国際社会がイスラエルの首都とは認めていないエルサレムにアメリカ大使館を移転すると公言しているほか、新たにイスラエルに駐在させる大使に、国際法違反にあたる占領地への入植政策を支持する人物を指名すると発表するなど、オバマ政権と比べて一層イスラエル寄りの立場をとるものと見られています。
ネタニヤフ首相は近くアメリカを訪問してトランプ次期大統領と会談する方針で、イスラエルやアメリカのメディアは、トランプ政権の発足で中東和平の在り方が大きく変わる可能性があると指摘しています。