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 メキシコの首都メキシコ市に近いトゥルテペックの花火市場で20日、爆発が起き、当局者によると、29人が死亡、70人以上が負傷した。AP通信などが伝えた。

 爆発は午後2時半ごろ、国内最大の花火市場であるサン・パブリト市場で起きた。住宅密集地の近くで、事故当時、大勢の人でごった返していたという。ネットに投稿された映像では、爆発が何度も起き、黒い煙が立ち上る様子が映っている。当局は事故原因を調べている。

 メキシコでは花火爆発の重大事故が少なくない。1988年に、メキシコ市内の花火工場が爆発し、34人が死亡。98年にはやはりトゥルテペックで10人が死亡した。グアナファト州では99年、花火類を扱う倉庫で56人が死亡している。(ロサンゼルス=平山亜理)

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