完結済 全2巻
『All You Need Is Kill』
原作:桜坂洋 構成:竹内良輔 キャラクター原案:安部吉俊 画:小畑健
色々なところでおすすめされていたこの漫画。やっと読みました。
実写映画化もされています。映画版とは結末が異なるようですね。
あらすじ
舞台は地球。異星人によって“ギタイ”と呼ばれる怪物が送り込まれる。
その“ギタイ”と戦う初年兵キリヤ・ケイジと少女兵リタ・ヴラタスキの物語。
キリヤ・ケイジに明日は訪れるのか!?
みどころ
あんまり書くとネタバレしそうなので、手短にまとめます。
全2冊という少なさで、ちょっとした空き時間に最後まで読めてしまいます。
作画が小畑健ということもあり、画力は申し分ないです。本当、何でも描けちゃうすごい人。
鬼気迫るような表情だったり、機械の緻密な描写だったり、凄惨な戦場の描写…迫力があります。
結構壮大な話なのに、2冊という少ないページ数にうまくまとめたなという印象。
登場キャラクターも、ほんの少しなので、ごちゃごちゃしてなくていい。
原作はもう少し長いらしく、ところどころカットされたものが漫画版になっているようです。
漫画も、引きのばそうと思えば引きのばせそうな内容だが、これくらいの長さだからちょうどいいかなって感じました。
もう少し長いようだと、中だるみしてちょっと飽きてしまいそう。
テンポよく展開していくストーリーが、一気読みにちょうどいい。ループからどう抜け出すのかっていうのが知りたくて、ついついページをめくってしまいます。
短いのに読み応えもある。
結末としては、「あっ~そっちか」って思ってしまった。
読後、なんとも言えないもやもやが残る。ちょっと悲しいな。贅沢をいうならもう少し読後のすっきり感を味わいたかった。
この結末が好き嫌いを分けるかも…。
個人的には、最後に主人公のキリヤ・ケイジにつけられた称号というかあだ名が、いいセンスしてるなって思いました。あれすごく印象に残ります。
まとめ
私はタイムループの原理が少し複雑に感じ理解に時間がかかりました。
原作は未読なので、「原作を読んでみようかな」という気持ちになりました。そう思った人は少なくないはず。それほどのクオリティの漫画です。