英王室 エリザベス女王の負担軽減で公務縮小へ

英王室 エリザベス女王の負担軽減で公務縮小へ
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イギリス王室は、20日、ことしで90歳になったエリザベス女王の負担を軽減するため、女王が「名誉総裁」などを務めている25の団体の公務を今後、ほかの王室メンバーに引き継ぐと発表しました。
イギリス王室の発表によりますとことしで90歳になったエリザベス女王は、現在、600を超える団体を後援して、「名誉総裁」などを務めていますが、このうちの25の団体で役職を退き、公務をほかの王室メンバーに引き継ぐことになりました。

女王が役職を退く25の団体は、子どもを支援するNGO「セーブ・ザ・チルドレンUK」や、テニスのウィンブルドン選手権を主催する「オールイングランド・クラブ」などで、多くの組織ではすでにほかの王室メンバーも名誉職に就いていて、今後数か月かけて引き継ぐということです。

今回の決定について、イギリス王室はエリザベス女王の夫、フィリップ殿下が90歳になった2011年に負担を軽減するため、公務を縮小したのにならったものだとしています。

イギリス王室では、外国訪問などをチャールズ皇太子らが担う機会が増え、イギリスのメディアは高齢の女王の負担を軽減するため今後も公務の一部をほかの王室メンバーに引き継いでいくのではないかと伝えています。