ロシア大使殺害 組織的関与ないか捜査
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トルコの首都アンカラで、現地駐在のロシア大使が警察官の男に銃で殺害された事件では、トルコとロシアの治安当局が合同での捜査に乗り出し、男の家族や友人を拘束して、男による単独の犯行なのか組織的な関与があったのかどうかなどを詳しく調べています。
アンカラで19日、写真展の開会式のスピーチをしていたロシアのアンドレイ・カルロフ大使が、トルコ警察の機動隊に所属する22歳の男に銃で撃たれて死亡し、男もその場で射殺されました。
男は銃撃の後、「アレッポを忘れるな。シリアを忘れるな」と叫んだことから、ロシアの支援を受けたシリアのアサド政権が北部の都市アレッポのほぼ全域を制圧し大勢の市民が犠牲になったことへの報復として、ロシア大使を襲ったとの見方が出ています。
この事件をめぐってはトルコとロシアの両政府が合同で捜査に乗り出していて、20日ロシア政府が派遣したおよそ20人の捜査チームがアンカラに到着し、事件現場の状況を調べるとともに遺体の検死に立ち会いました。
また地元メディアによりますと、トルコの治安当局はこれまでに男の家族や一緒に部屋を借りていた友人、さらに男が通っていた警察学校の関係者など10人余りを拘束し、男による単独の犯行なのか、何らかの組織的な関与があったのかどうかなどを詳しく調べています。
男は銃撃の後、「アレッポを忘れるな。シリアを忘れるな」と叫んだことから、ロシアの支援を受けたシリアのアサド政権が北部の都市アレッポのほぼ全域を制圧し大勢の市民が犠牲になったことへの報復として、ロシア大使を襲ったとの見方が出ています。
この事件をめぐってはトルコとロシアの両政府が合同で捜査に乗り出していて、20日ロシア政府が派遣したおよそ20人の捜査チームがアンカラに到着し、事件現場の状況を調べるとともに遺体の検死に立ち会いました。
また地元メディアによりますと、トルコの治安当局はこれまでに男の家族や一緒に部屋を借りていた友人、さらに男が通っていた警察学校の関係者など10人余りを拘束し、男による単独の犯行なのか、何らかの組織的な関与があったのかどうかなどを詳しく調べています。