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７年前、島根県の女子大学生が殺害された事件で、島根、広島両県警の捜査本部は２０日朝、事件直後に死亡した矢野富栄容疑者を殺人などの疑いで書類送検。関係先の捜索で発見された画像データに行方不明後の女子大学生が写り、背景が容疑者の自宅浴室と一致。

　７年前、島根県の女子大学生が殺害された事件で、島根、広島両県警の捜査本部は２０日朝、事件直後に死亡した男を殺人などの疑いで書類送検した。

　容疑者死亡のまま殺人と死体遺棄、死体損壊の疑いで書類送検されたのは、矢野富栄容疑者（当時３３）。捜査本部によると矢野容疑者は２００９年１０月、島根県浜田市の女子大学生、平岡都さん（当時１９）を殺害し、遺体を損壊したうえで広島県の山の中に遺棄した疑いが持たれている。矢野容疑者は平岡さんの遺体が発見された２日後、交通事故で死亡した。

　矢野容疑者の関係先の捜索で見つかった画像データ数枚に行方不明になったあとの平岡さんが写っていて、その背景が矢野容疑者の自宅の浴室と一致したことなどから、警察は容疑が固まったとして２０日朝、書類送検した。