島根・女子大生殺害 書類送検の男、過去に強制わいせつ事件も

12/20 18:29
2009年、島根県の19歳の女子大学生が遺体で見つかった事件で、警察は20日、当時33歳の会社員の男を、殺人などの疑いで書類送検した。男が、かつて起こした強制わいせつ事件が、急展開の鍵となった。
遺族は「都の全ての夢を奪った犯人を許せません」とコメントした。
今も収まることのない、家族の怒り。
事件発生から7年。
ついに、その容疑者が、明らかにされた。
島根・広島合同捜査本部の河村英夫刑事部長は「被疑者については、島根・益田市に居住の会社員、矢野富栄。当時33歳」と述べた。
20日、警察は、殺人死体遺棄などの疑いで、会社員の矢野富栄容疑者(当時33)を書類送検。
矢野容疑者は、事件後、交通事故で死亡していた。
2009年、島根・浜田市に住む女子大学生・平岡 都さん(19)が行方不明となり、その後、広島県の臥龍山で、切断された平岡さんの遺体の一部が見つかった。
警察は、延べ30万人以上の捜査員を投入。
チラシを配るなどして、情報提供を呼びかけたが、捜査は難航した。
しかし、2016年の夏。
浜田市を中心に40万台に及ぶ通行車両の記録を調べたところ、不自然に走行していた車を発見。
この車の持ち主こそ、矢野容疑者だった。
しかも、矢野容疑者は、かつて、強制わいせつ事件で有罪判決を受けていたことから、捜査線上に急浮上した。
さらに、関係先から押収したデジタルカメラなどには、平岡さんの遺体や、犯行に使われたと思われる包丁の画像が残されていたことが判明。
平岡さんに、いったい何があったのか。
そして、矢野容疑者とは、どんな人物なのか。
中学の同級生は「ムードメーカーといっても、いいんじゃないでしょうか」と話した。
中学時代は、陸上部に所属。
ムードメーカー的存在だったという矢野容疑者は、その後、北九州の高校に進学した。
高校の担任は「目立つような子でもないし、人とトラブルを起こす子では決してない。真面目だしね、優秀だったんですよ」と話した。
そして、事件のおよそ半年前から、建築関連の会社で働き始め、優秀な営業マンとして高く評価されていたという。
平岡さんの事件後、知人に対し、関与をほのめかす話をしていたという矢野容疑者。
そして、平岡さんの遺体が見つかった2日後、山口県内の高速道路を走行中に、ガードレールに衝突。
同乗していた母親とともに死亡した。
事件から7年。
平岡さんの家族は「不安で押しつぶされそうな日々が続いた7年が過ぎ、今、犯人が見つかったという安堵(あんど)感はありますが、わたしたち家族には、言葉では表現できない怒り、悲しみ、憎しみ、苦しみをぶつける先がありません」とコメントした。

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