独 トラック突入 拘束者と別に実行犯いる可能性も
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ドイツの首都ベルリンにある屋外の市場に、大型トラックが突っ込んでこれまでに12人が死亡した事件で、検察は、拘束している人物が実行犯でなく、ほかに逃走している人物がいる可能性があると見て行方を捜査しています。
ベルリンの中心部にあるクリスマスの飾りなどを売っている屋外の市場に、19日夜、日本時間の20日朝、大型トラックが突っ込み、これまでに12人が死亡、45人がけがをしました。
トラックは市場が開かれていた広場の中に侵入し、60メートルから80メートル進んで止まったということで警察は意図的に突っ込んだテロ事件の疑いで捜査しています。
警察は、当初、トラックに乗っていた2人のうちの1人は、ポーランド国籍の男性ですでに車内で死亡しており、運転していたと見られるもう1人の男は、逃走を試みた末に現場近くで拘束されたとしていました。
しかし、日本時間の20日夜、記者会見を行った検察は「拘束した人物が実行犯でない可能性もある」と述べ、ほかに逃走している人物がいる可能性があると見て行方を捜査していることを明らかにしました。
地元メディアは拘束された人物が容疑を否認しているうえ、事件への関与を裏付ける十分な証拠がないと伝えています。
現場は、ベルリンの中心部で、観光地としても知られる「カイザー・ウィルヘルム記念教会」がある広場で、地元の人だけでなく多くの旅行客も訪れます。
ドイツでは、ことし7月、中東からの難民や移民などによる凶悪事件が相次いでいて、国民の間に再び大きな衝撃が広がっています。
トラックは市場が開かれていた広場の中に侵入し、60メートルから80メートル進んで止まったということで警察は意図的に突っ込んだテロ事件の疑いで捜査しています。
警察は、当初、トラックに乗っていた2人のうちの1人は、ポーランド国籍の男性ですでに車内で死亡しており、運転していたと見られるもう1人の男は、逃走を試みた末に現場近くで拘束されたとしていました。
しかし、日本時間の20日夜、記者会見を行った検察は「拘束した人物が実行犯でない可能性もある」と述べ、ほかに逃走している人物がいる可能性があると見て行方を捜査していることを明らかにしました。
地元メディアは拘束された人物が容疑を否認しているうえ、事件への関与を裏付ける十分な証拠がないと伝えています。
現場は、ベルリンの中心部で、観光地としても知られる「カイザー・ウィルヘルム記念教会」がある広場で、地元の人だけでなく多くの旅行客も訪れます。
ドイツでは、ことし7月、中東からの難民や移民などによる凶悪事件が相次いでいて、国民の間に再び大きな衝撃が広がっています。
メルケル首相「テロと考えざるをえない」
事件を受けてドイツのメルケル首相が20日、ベルリンの首相府で声明を発表し、「私だけでなく多くの人たちにとってとてもつらい日だった」と述べ、犠牲になった人たちにお悔やみの言葉を述べました。そして「現時点では、テロ事件だと考えざるをえない。もし保護を求めてドイツに来た者の犯行だとすれば、耐えがたいことだ」と非難しました。
そのうえで、「多くの人、そして私自身こうした事態にどう向き合えばいいのかと自問するが、簡単な答えはない。しかし私たちは、自由で、団結し、開かれたドイツを望んでいるのであり、それに向けた力を見いだすことができるだろう」と述べました。
そのうえで、「多くの人、そして私自身こうした事態にどう向き合えばいいのかと自問するが、簡単な答えはない。しかし私たちは、自由で、団結し、開かれたドイツを望んでいるのであり、それに向けた力を見いだすことができるだろう」と述べました。