沖縄振興予算 今年度当初下回る3150億円程度に

沖縄振興予算 今年度当初下回る3150億円程度に
政府は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画などをめぐり沖縄県との対立が続く中、来年度の予算編成の焦点の1つになっていた沖縄振興予算について、今年度の当初予算をおよそ200億円下回る3150億円程度とする方針を固めました。
沖縄振興予算について、安倍総理大臣は平成33年度まで毎年3000億円台を確保する方針を表明していますが、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画などをめぐって政府と沖縄県の対立が続く中で、その扱いが来年度の予算編成の焦点になっていました。

こうした中、政府は、来年度の沖縄振興予算について、今年度の当初予算をおよそ200億円下回る3150億円程度とする方針を固めました。
具体的には、使いみちを地元の自治体が自主的に決められる一括交付金が、使い切れなかったり繰り越されたりした金額が多かったなどとして減額されました。

一方、新規事業として、先進的なものづくり産業を創出する事業と、離島の市町村が行う人材育成などを支援する事業に、それぞれ10億円が計上されました。